『逃げた魚はおよいでる。』染谷俊之×廣瀬智紀シリーズ最終章に感慨、安定の廣瀬節も!

映画『逃げた魚はおよいでる。』の公開記念舞台挨拶が、3日、都内・ユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて行われ、染谷俊之、廣瀬智紀、毛利安孝監督が登壇した。

逃げた魚はおよいでる。

『カニを喰べる。』『羊をかぞえる。』『天秤をゆらす。』に続くシリーズ4作目かつ最終章となる本作。主演を務めた染谷は「まだ、このシリーズが完結したなんて信じられない。このシリーズ恒例の完成披露イベント、朗読劇、舞台挨拶、DVD発売イベントのルーティーンが来年からなくなるなんて…。『またやるよ!』なんてことになるんじゃないかな!」と心の内を打ち明けた。

また2作目から、シリーズには欠かせない存在となった廣瀬は「このシリーズは自分の居場所のような場所。キャラクターそれぞれが自分たち自身と寄り添って成長していく感覚があった。今回はファイナルと銘打っているだけに本当に淋しい気持ち。でもこんなに大きな劇場ってあるんですね!」と本作への思い入れを語っていたはずが、突然廣瀬節が飛び出し、会場は笑の渦に包まれた。

逃げた魚はおよいでる。

さらに、本シリーズの生みの親であり監督・脚本を務めた毛利監督は「ただ感無量です。でももうネタが尽きてきた所で赤澤くん演じる青島を殺そうかと思っていました(笑)」と冗談交じりに語り「今まで染谷くん、廣瀬くん、赤澤くんにはダメ男の役ばかり演じてもらっていたので、今回は3人の次のステップに繋がるように、カッコいい役を演じてもらい卒業してもらおうと本作を作りました」とを語った。

本作でそれぞれ1人2役に挑戦した2人は「ご自身の中で二面性のようなものはありますか?」という質問に対し、染谷は「酒癖が悪くて…。結構ドSになっちゃう。」とカミングアウトすると、廣瀬が「でも、もともとドSだよね。」と明かし、会場はまたも笑の渦に。そんな廣瀬の二面性について聞かれた染谷は「基本、智紀はずっとこのまま。でもそこがいいよね。燈も含めてこの3人は裏表も無く素の自分でいられる」と3年半のシリーズを通して育んだ友情を語った

逃げた魚はおよいでる。

中盤にはMCから「今後の夢や目標」を聞かれ染谷は「10年後、20年後にまた集まって仕事が出来たら、すごく素敵だなと思います。そして人生を振り返った時に役者だったなと思いたいです」と語り、廣瀬も「このシリーズを通して、本当にファンの方々に支えて頂きながら作ってきた作品なので将来また続編を作ることになれば、またこのファンの方々に是非観に来ていただきたい」と共演者やファンの事を一番に思う2人らしい回答が。

最後に、廣瀬は「今回、海外で撮影をするという役者人生の中でも貴重な体験が出来たことは、ファンの方々の支えがあってこそ。皆様への感謝のパワーが詰まった作品なので是非多くの人に観ていただきたいです」と話し、染谷も「是非、映画館に来て頂いて、皆様にとって心が少しでも温かくなるような作品になればと思っています」コメント。あたたかい拍手の中、舞台挨拶は幕を下ろした。


本作は『カニを喰べる。』『羊をかぞえる。』『天秤をゆらす。』と続く、ダメ男たちの珍道中を描いた人気シリーズの第4弾にして最終章。商店街の福引をきっかけに台湾旅行に訪れた田宮(染谷俊之)、青島(赤澤燈)、丸井(廣瀬智紀)の3人。台湾に到着するやいなやトラブルに巻き込まれることに。言葉の分からない異国の地でバラバラになった3人は自分と瓜二つの人物と遭遇する。この出会いにより、シリーズ史上もっとも最悪な1日が幕をあけるのだった。

映画『逃げた魚はおよいでる。』は2017年12月2日(土)より全国公開

【CREDIT】
出演:染谷俊之 赤澤燈 輝山立 宋順鴻 王勇達/廣瀬智紀
監督・脚本:毛利安孝

(C)2017「魚」製作委員会

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