阿部寛「新参者」新作を引っさげ8年振り日本橋を凱旋「感無量です」

映画『祈りの幕が下りる時』の完成記念日本橋レッドカーペットイベントが12日、都内・COREDO 室町2横にて行われ、阿部寛、松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、春風亭昇太、飯豊まりえ、伊藤蘭、小日向文世、福澤克雄監督が出席した。

祈りの幕が下りる時

寒空の中、本作の舞台となった日本橋に沢山の観客が詰めかけた本イベント。満を辞して阿部を始めとするキャスト陣がレッドカーペットに登壇すると、集まった人は勿論のこと、偶然通りかかった人々からも大きな歓声が。阿部は「本日はお騒がせしております。8年振りにまた、レッドカーペットを歩けて感無量です」と挨拶。

祈りの幕が下りる時

2010年から始まった本シリーズがついに完結を迎えたことについて阿部は「8年間加賀をやらしていただいて、その間にも色々やりましたがまともじゃない役が多かったので(笑)ここまでまっすぐな役は初めてでした。彼は僕の基盤であって、何年かに1度帰ってこれる、芯の部分のようなもので、だから今回が最後というのは寂しいです」と素直な気持ちを打ち明けた。

祈りの幕が下りる時

また、初共演を果たした松島については「初めて共演したとは思えないほど温かい方です。本当に心からお芝居をされる方ですね」と語った。一方松島は「ドラマなどを拝見していたので、シリーズが終わると聞いても、終わる気がしない感じがしています。阿部さんは、お茶目な一面もありつつ、飄々としていたりするので、また違った役でご一緒させて頂きたいなと思います」と語った。

祈りの幕が下りる時

予告でも登場する「やっぱ超綺麗だな」のセリフについて監督は「もともと、超はついてなかったんですよ」と告白。続けで「でも本当に美しい方なんで」と語り、阿部も大きく頷いて「あのセリフは勿論、1発オッケーを出しました」会場を盛り上げていた。


原作は、ベストセラー作家・東野圭吾がデビュー当時から描き続けており、現在10作が刊行されている刑事・加賀恭一郎を主人公としたシリーズ。阿部寛演じる日本橋署に異動してきた鋭い洞察眼を持つ凄腕の刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すというサスペンス要素と、様々な人との触れ合いを通して謎を解明していくヒューマンドラマ要素が話題に。“新参者シリーズ”完結編では、未だ明かされていない謎“加賀の母の失踪”が明らかになる。

加賀恭一郎役の阿部寛をはじめ、加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役の溝端淳平、加賀の父親を看取った看護師・金森役の田中麗奈、加賀と確執のある亡き父・隆正役の山﨑努らレギュラーキャストが本作でも続投。新たに、女優で演出家の浅居博美役に松嶋菜々子の出演が決定した。阿部寛と松嶋菜々子は今回が初共演となる。監督を「華麗なる一族」「半沢直樹」「下町ロケット」などの大ヒットドラマを演出した福澤克雄が務める。

映画『祈りの幕が下りる時』は2018年1月27日(土)より全国公開

【CREDIT】
原作:「祈りの幕が下りる時」東野圭吾(講談社文庫)
監督:福澤克雄
配給:東宝

(C)2018映画「祈りの幕が下りる時」製作委員会

 

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