ウィル・スミス『ブライト』来日会見、質疑応答は「僕が仕切るね」と自らダッシュ

Netflixオリジナル映画『ブライト』の記者会見が20日、都内・ザ・リッツ・カールトン東京 グランドボールルームにて行われ、ウィル・スミス、ジョエル・エドガートン、ナオミ・ラパス、デヴィット・エアー監督、エリック・ニューマン、ブライアン・アンケレスの両プロデューサーが登壇した。

ブライト

エアー監督は本作について「風変わりな作品」と述べ「ロサンゼルスを舞台に映画を撮ることは経験があるので、今回はファンタジックなロスを舞台に、見た後に心に残るような違った作品にしたかった」と語った。

ブライト

またウィルは異種族間での貧富の差、差別が描かれることを明かし「現代社会とは全く違う、社会的構造の中で人種差別や偏見を違った視点から見ることができる。そこに興味を引かれた」と語り、ジョエルとのバディについては「ハリウッドのクラッシックな映画によくあるロマンスの関係に似ていた。特殊メイクをしたジョエルを見ると僕の中で何かが起こるんだ」と話し、笑いを誘っていた。

ブライト

本作の中で、どの種族からも差別を受けるオークを演じたジョエルは「脚本の3ページ目くらいから、内容にハマってしまった。僕が演じるキャラクターは集団的で文化的ないじめに合っている。でも僕は彼の責任感や、不当に扱われながらも、肌の色よりも自分の行動やその人の良さを見てもらおうとする、優しくて大切なキャラクターに惚れ込んだ」と語った。

先日行われたジャパンプレミアで、ウィルとのアクションシーン裏話を明かしたナオミは「元々完璧主義者なのでアクションにも100%で向き合いたかった」と振り返り「エルフは完璧でないといけない。全くミスを犯さない種族なので、滑らかに完璧なアクションに務めました。またセリフがほとんどないので、その水のような肉体的な動きから感情を読み取ってもらえるよう何度もリハーサルを重ねました」と語った。

ブライト

また報道陣からの質疑応答のコーナーでは、ウィルが自ら「僕が仕切るね」と立ち上がりマイクを渡しに行くと驚きのサービスが。そんなウィルはNetflixについて「今回の作品はハリウッドに負けない予算と、スタジオでは出来ないクリエイティブな自由を許してくれた」と賞賛。配信サービスについては「劇場で何百人と一緒に見るのと同じ映画体験が出来るのか、それは配信されるまでわからないから、楽しみだね」と笑顔を見せた。

ブライト

ウィルは、終始明るく会場を盛り上げ、プレミアではジョエルのジャケットの襟を整えてあげていたが、今日は靴下を伸ばしてあげたり、ステージを整えるため降段を促されると「ここで待っていてもいいよ。ジョエルがダンスするよ」と微笑んでは、2人の仲の良さとお茶目な部分を見せてくれた。また、スタッフがステージを空けるために椅子や机を動かすのを手伝っては、笑顔を見せ、そんなウィルの姿に報道陣からは尊敬と好感の眼差しが伺えた。

そんなウィルは最新作について「話しすぎると怒られるけれど、アン・リー監督は技術的に全く新しいカメラを作り上げようとしている。半年後に撮影開始で、見事な技術が見れると思う」と語り、本作に続く次作にも期待が高まった。

映画『ブライト』は12月22日(金)よりNetflixにて配信開始

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で