映画『曇天に笑う』“曇天祭り”完成披露プレミアイベントが29日、都内・増上寺にて行われ、主演の福士蒼汰をはじめ、中山優馬、若山耀人、古川雄輝、桐山漣、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹、監督の本広克行が出席した。
ファン900人が集まる特設ステージに登場したキャスト陣。本作で曇家三兄弟として共演した福士&中山&若山。中でも末っ子役の若山に「現場で一番優しかったお兄ちゃんは?」とMCが質問すると、「三兄弟のお2人や犲(やまいぬ)の方とも仲良くさせてもらったんですが、1人を選びたいんですけど…本広お兄さんです!」と大人な発言で笑いをさらった。
桐山は「耀人にお願いされて一緒にお風呂に入ったりしたんです。背中を流しあって、兄弟の契りを交わしたと思っていたんですが、選ばれなかった(笑)ちょっと残念でした(笑)」と吐露。若山は「テレビで怖い番組を見てしまって、(お風呂に1人で入るのに)不安が大きくなってしまって…」と明かすと、桐山は「撮影が終わった後に待っていて『可愛いなぁ』と思った。いい思い出です(笑)」と笑顔をのぞかせた。
また、男だらけの現場に福士は「ヒロインは優馬だと思ってる」と告白。中山は「そうよ!」と女口調で応え、会場を笑いに包んだ。古川は「仲良くわいわいやってましたね!(ムードメーカーは)市川くんですかね。ちょいちょいNGを出して笑いになったり(笑)」と現場でのエピゾードを披露した。
現場ではUNOで交流を深めていたというキャスト陣。大東は「耀人くんがUNOやったことがなくて、教えながらやっていたんですが、撮影が終わって打ち上げの時に『地元のUNOの大会で優勝しました!』って。たかだかUNOなんですが、感動してしまいましたね!」と明かす。若山は「そんな大きいやつじゃなくて、ただ催されたものです(笑)」と嬉しそうにしていた。
イベントでは、本作のタイトルにちなみ、キャスト陣が「笑顔になれるもの」を答えるコーナーが。中でも福士は「家族の笑顔」と話し、「こないだ母親の誕生日があって、家族で祝ったんです。母親が喜んだ顔を見ると自分も嬉しくなって。その瞬間が幸せでしたね。そういうサプライズが好きです」と笑顔をのぞかせた。
原作は、月刊コミックアヴァルス(マッグガーデン)にて連載され、TVアニメ化、舞台化もされた人気作。物語は、明治維新後の滋賀県・大津を舞台に、300年に一度蘇る巨大な力を持つ大蛇復活を阻止すべく立ち上がる曇神社曇家三兄弟の活躍を描く冒険活劇。彼らの前には、復活の鍵となる「大蛇の器」の発見と破壊を目的とする明治政府右大臣・岩倉具視の直属部隊・犲、大蛇の力を求める最強の忍者集団・風魔一族が立ちはだかる。
曇家三兄弟の長男で、曇家第14代当主であり「大蛇の器」を宿す主人公・曇天火を、時代劇映画初主演の福士蒼汰が演じ、次男・空丸を中山優馬、三兄弟の末っ子・曇宙太郎を若山耀人がそれぞれ演じるほか、古川雄輝が右大臣・岩倉具視直属部隊「犲(やまいぬ)」のチームリーダー・安倍蒼世役、大東駿介が副隊長・鷹峯誠一郎役、桐山漣が金城白子役、小関裕太が映画オリジナルキャラクターの永山蓮役、市川知宏が武田楽鳥役、加治将樹が犬飼善蔵役、忍者集団・風魔一族の3人衆を池田純矢、若葉竜也、奥野瑛太がそれぞれ演じる。監督を『踊る大捜査線』シリーズの本広克行が務める。
映画『曇天に笑う』は3月21日(水・祝)より全国公開
【CREDIT】
原作:唐々煙「曇天に笑う」(マッグガーデン刊)全6巻+外伝
監督:本広克行 脚本:高橋悠也
主演:福士蒼汰、中山優馬、若山耀人、古川雄輝、桐山漣、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹、池田純矢、若葉竜也、奥野瑛太/東山紀之ほか
配給:松竹 公式サイト:donten-movie.jp
©︎映画『曇天に笑う』製作委員会 ©唐々煙/マッグガーデン