脚本家・演出家として活躍している川口俊和の小説「コーヒーが冷めないうちに」を、有村架純を主演に迎え実写映画化。9月21日(金)に公開されることがわかった。
本作は、古き良き昭和の時代から続く喫茶店を舞台に、“過去に戻れる喫茶店”で起こる4つの心温まる奇跡を描く。従兄が経営する喫茶店「フニクリフニクラ」で働く心優しい時田数を有村架純が演じる。共演に健太郎、波瑠、林遣都、深水元基、松本若菜、薬師丸ひろ子、吉田羊、松重豊、石田ゆり子らが名を連ね、監督を、ドラマ「夜行観覧車」「リバース」「重版出来!」など数多くのヒットドラマの演出を手掛けてきた塚原あゆ子が務める。
撮影は、関東近辺、都内スタジオを中心に3月10日(土)にクランクインし、4月中旬にクランクアップ予定。6月中旬完成予定、9月21日(金)より全国東宝系にて公開となる。
有村架純 コメント
「ある喫茶店に勤める、普通にしてどこか孤独な掴みどころのない女性を演じます。自分が淹れるコーヒーで、人を過去に戻すことができる。自分にしかできない自分の仕事を、彼女はどう感じているのか、人々の人生に触れるたび、自問自答しながら彼女の瞳の奥にあるものが見えるように、繊細に紡いでいければいいなと思います。素晴らしい役者の皆さんと影響し合い、素敵な作品となるよう、頑張ります。
塚原あゆ子監督 コメント
-1杯のコーヒーが冷めるまでの、ほんの短い時間でも、人生は変わる-
恋人、夫婦、姉妹、親子。誰もが共感できる、優しい人間ドラマが詰まった原作です。更に映像ならではのエンタメと個性豊かなキャストの笑いと涙を、丁寧に詰め込 みたいと思います。ぜひ、大切な人と観に来て下さい。
原作者・川口俊和 コメント
22歳から舞台の演出家として活動してきた僕にとって、自分の作品が映画になることは、夢ではありましたが、まさか現実になるとは思いもよりませんでした。この小説を愛してくださった読者の皆様と、本を店頭に並べていただいた全国の書店員の皆様の熱い想いのおかげだと思っています。でも、もしこれが「夢」なのだとしたら、せめて銀幕で流れるエンディングを見届けるまで冷めないでほしいです。
映画『コーヒーが冷めないうちに』は9月21日(金)より東宝系にて公開
(C)2018 映画「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会