5月12日(土)に公開される映画『孤狼の血』より、音尾琢真演じる加古村組構成員・吉田滋の新場面写真が解禁となった。
昨今の日本映画にはない熱量とバイオレンスが魂に焼き付く、“血湧き肉躍る”映画『孤狼の血』。物語の舞台は、昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。役所広司演じる大上章吾、松坂桃李演じる日岡秀一が所属する、呉原東署と対立する暴力団組織・加古村組。
組長の加古村(嶋田久作)や若頭の野崎(竹野内豊)など、個性的な面々が揃う加古村組の中でも、強烈な存在感を放つ構成員の吉田滋を演じるのは、今や“白石組”に欠かせない、俳優・音尾琢真。
一之瀬(江口洋介)が若頭を務める尾谷組の“シマ”にある「クラブ梨子」のママ・リコ(真木よう子)に迫り、怪しげな笑みを浮かべる吉田だが、先日解禁になった予告編では、全裸でベッドに縛られ、大上(役所広司)に刃物を突きつけられる衝撃的な姿も。
「白石監督作品に参加できることは僕の生き甲斐になっているので、この上ない幸せです」と語り、白石作品にはどんな役でも出演したいという音尾。本作では全身に刺青を入れた姿も披露。吉田の行動がきっかけで、燻っていた尾谷組と加古村組の抗争の火種が激化していく原因を作るなど、本作でも重要な役どころを演じている。
原作は2015年に発売されるや、「第69回日本推理作家協会賞」受賞、「本の雑誌が選ぶ2015年度ベスト10」第2位、「このミステリーがすごい!」(2016年度版)第3位、「第154回直木賞」にノミネートされるなど話題を独占。物語の舞台は暴対法成立以前の広島・呉原市。暴力団系列の金融会社社員失踪事件をきっかけに、捜査する警察が仁義なき抗争「極道のルール」に触れていくさまが描かれる。
ヤクザとの癒着を噂される呉原東署捜査二課・主任の大上章吾役に役所広司、彼の元で失踪事件を捜査する新人・日岡秀一役に松坂桃李、クラブ「リコ」のママ・高木里佳子役に真木よう子、広島県警監察官・嵯峨大輔役に滝藤賢一、役所扮する大上に並んで呉原東署捜査二課・主任の土井秀雄役に田口トモロヲ、五十子会組長・五十子正平役に石橋蓮司、尾谷組若頭・一之瀬守孝役に江口洋介が名を連ねる。監督は『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』で知られる白石和彌が務める。
映画『孤狼の血』は5月12日(土)より全国公開
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