映画『恋は雨上がりのように』の主題歌「フロントメモリー」が5月11日(金)先行配信開始される。そのミュージックビデオが解禁となった。
映画『恋は雨上がりのように』の監督を務めた永井聡監督が制作したMV。原作者・眉月じゅんが“恋雨”のテーマソングと位置づける「フロントメモリー」の楽曲にのせて、映画本編の映像を惜しげもなく使用した贅沢なMVとなっている。
元陸上部員の主人公・あきら(小松菜奈)が、MV全編にわたって走る、疾走感あふれる楽曲にのって颯爽と駆ける小松の姿は、まさに爽快そのもの。あきらがアルバイト先のファミレスの店長・近藤(大泉洋)に片想いを募らせていく様子が、彼女の目線で丁寧に紡がれていく。
中盤、あきらの挫折が象徴的な雨とともに抒情的に語られるシーンや、感情表現が下手な彼女がふとしたきっかけで激情をぶつけるシーンなど、主題歌の歌詞や曲と映像がマッチしており、終盤、切ない雨はあがり、澄み渡るような雨上がりの空が広がり、曲はエンディングへと向かう。
原作者・眉月じゅんコメント
──ジャケ写描き下ろしについて
風が駆け抜ける学校のベランダであきらが「フロントメモリー」を聴いているイメージで描きました。の子さんの描く女の子のイラストもこっそりと校舎の壁に。大好きな曲のジャケットを描けるなんてとってもとっても嬉しいです!
──MVについて
晴れているようで曇ってて、元気なのに憂鬱で。思春期の女の子にぴったりな曲だなぁと思いこの曲を勝手に あきらの、恋雨のテーマソングとして連載中ずっと聴いていました。そして『絶対にそう(主題歌に)なってほしい!』と願い続けていたことが、今こうして永井監督のおかげで現実となりました。連載を終え、アニメも映画も完成し、まるで恋雨の集大成のようなMVだと思いました。携わってくださったすべての方に心より感謝いたします! 神聖かまってちゃんは天才。
原作は、累計発行部数175万部を突破し(2017年11月現在)、2018年1月からはフジテレビの「ノイタミナ」枠ほかにてアニメ化もされる眉月じゅん原作の人気漫画。陸上の夢を怪我で絶たれてしまった主人公の女子高生【あきら】が、冴えない45歳のファミレス店長【近藤】の優しさに触れ、恋に落ちるさまを描くラブストーリー。
主人公の女子高生【あきら】役に小松菜奈、冴えない45歳のファミレス店長【近藤】役に大泉洋が扮し、本作で初共演を果たす。共演に清野菜名、磯村勇斗、松本穂香、葉山奨之、山本舞香、濱田マリ、戸次重幸、吉田羊らが名を連ねる。監督を『ジャッジ!』『世界から猫が消えたなら』『帝一の國』などで知られる永井聡が務める。
映画『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開
©2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 ©2014 眉月じゅん/小学館