“普通の母”が戦うのは誘拐犯と世界一の大富豪『ゲティ家の身代金』ポスター4種解禁

1973年に発生し、1700万ドル(当時のレートで約50億円)の身代金を要求された石油王ジャン・ポール・ゲティの孫の誘拐事件を巨匠リドリー・スコットが映画化した新作が、『ゲティ家の身代金』の邦題で5月25日(金)に公開される。この度、主人公のアビゲイル・ハリスをはじめ、映画の中心となる4人のキャラクターポスターが解禁された。

ゲティ家の身代金

それぞれの印象的なビジュアルと共に、キャラクターを象徴する台詞が記載されている。ゲイルの上に掲げられた台詞は「巨大な帝国と戦っているの」。息子を誘拐された苦悩や誘拐犯への怒りに加え、本来ならば協力し合えるはずの身内であるゲティとも戦わなければならない彼女の憔悴しきった姿から、誘拐犯と世界一の大富豪を同時に戦わなければならない過酷さが見て取れる。

ゲティ家の身代金

さらに彼女の息子であり、誘拐される張本人、ジョン・ポール・ゲティ三世の上に掲げられた台詞も「普通じゃないんだ ゲティ家の人間は」とゲティに関するもの。大富豪の孫のため、身代金の支払いも問題ないと高を括る犯人に対して、絶望とも諦めともつかない表情の彼の姿から、ゲティに対する思いが伺える。

ゲティ家の身代金

また、彼らを救うべく交渉人として犯人と向き合うフレッチャー・チェイスの「“犯人とは交渉しない”と思わせるのも交渉術だ」という台詞から、彼の交渉人として腕前と自信を感じ取ることができる。

ゲティ家の身代金

そして、本作最大の敵と言っても過言ではないジャン・ポール・ゲティの「“提示された額から値引く”これが鉄則だ」という、孫の身代金に対しての言葉とは思えない、常人には理解し難い狂人めいた台詞に恐怖を覚える。そんな”世界一の大富豪”に”普通の母”は、どのようにして立ち向かっていくのか。


“世界中のすべての金を手にした”と言われた【世界一の大富豪】石油王ジャン・ポール・ゲティ。1700万ドルという破格の身代金を要求されるも、50億ドル(当時のレートで約1.4兆円)の資産を持つゲティが、その支払いを拒否したことが有名で、日本の新聞、週刊誌でも大きく報道された。

だが、この事件の裏側で、誘拐犯と身代金を拒むゲティの間で戦い続けた人質の母親がいたことはあまり知られていない。離婚で一族を離れていた一般家庭の母は、いかに2つの強敵に立ち向かったのか。実話に基づく、華麗で異常な傑作サスペンスが誕生した。

誘拐されたポールの母親アビゲイル・ハリス(以下ゲイル)役のミシェル・ウィリアムズをはじめ、マーク・ウォールバーグ、クリストファー・プラマーが共演。監督を、『エイリアン』『ブレードランナー』『オデッセイ』『グラディエーター』などハリウッドで数々の金字塔を打ち立ててきた巨匠リドリー・スコットが務める。

映画『ゲティ家の身代金』は5月25日(金)より公開

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