第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された映画『寝ても覚めても』。フランス現地時間5月14日(月)に行われたレッドカーペットに、東出昌大、唐田えりか、濱口竜介監督が登場した。
ディオールの黒いスタキシードに身を包んだ東出と、アルマーニの美脚が露わになった黒のシースルードレスを着こなした唐田が登場。レッドカーペットを歩くうちに、ドレスが靴に引っかかった唐田を東出が優しくエスコートする場面もあった。
公式上映の後、観客からは10分以上続く大きな拍手が。場内が明るくなった時には多くの観客が監督、俳優へ「Beatiful film!」の声を投げかけ、二階席からは身をのりださんほどに拍手を送る観客の姿も。賞賛の嵐に唐田は涙を流して感激し、東出、監督も目を潤ませていた。
公式上映直後のコメント
濱口竜介監督 コメント
観客の好むものかわからなかったけど、こんなにあったかい拍手もらえると思いませんでした。カンヌで伝わってとても嬉しい気持ちです。ふたりにありがとうと伝えたいです。
東出昌大 コメント
万感の思いで受け止めました。いろんな愛が伝わったと思います。2000人もの席の会場で自分の出演映画が上映されたのは初めてで、入ってすぐに天井を見てその広さに驚きました。さすがカンヌだと思いました。上映が終わって、二階席から身を乗り出して拍手してくれた人がいたんです。映画の思いが届いたんだと思ったけど、その人たちへ感謝を伝える言葉が浮かばず、拙いフランス語でメルシーと言いました。
唐田えりか コメント
貴重な経験をすることができました。この場所にいるのが奇跡のようです。濱口監督、東出さんはじめ、かかわったひとたちへの 感謝、みんなへの感謝と愛が溢れました。(号泣)『寝ても覚めても』に関わってくださった方々と見てくださった方々への感謝が溢れて、そして、こんなに大きな舞台でこれだけの声援を受けさせていただいて感謝の思いでいました。
本作は、忘れられないかつての恋人と、その恋人と同じ顔をした現在の恋人との間で揺れ動く女性の年月を描くラブストーリー。主演を東出昌大が務め、ヒロインの唐田えりかをはじめ、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、
映画『寝ても覚めても』は9月1日(土)より全国公開
©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会