日に日に日差しが強まり、暑い夏がやってくるのを肌で感じる季節になりましたね。その暑い夏がやってくる前に、熱い主人公が登場する映画を3本ご紹介します。
1本目は累計発行部数が800万部を超える大ヒット漫画を実写化した『新宿スワン』（5/30公開）。監督は『冷たい熱帯魚』の鬼才・園子温監督。主演は今若い女性から絶大な人気を誇る綾野剛（『そこのみにて光輝く』）。普段のクールでミステリアスなイメージから一転、新宿歌舞伎町を舞台にスカウトマン＜幸せ請負人＞として奮闘する、真っ直ぐで熱い男を熱演しています。山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介ら強烈な個性でとばしてくる俳優陣との火花を散らす演技対決も見逃せません。
2本目は『96時間』ですっかりアクションスターとしてのイメージが定着したリーアム・ニーソンが主演、ローレンス・ブロックの傑作ミステリーを映画化した『誘拐の掟』（5/30公開）をご紹介。ニューヨーク中が連続誘拐殺人事件に怯える中、私立探偵マット・スカダーに誘拐事件の捜査依頼が舞い込みます。捜査を進めていくうちに犯人が残忍な犯行を繰り返していることが判明し…。主人公と誘拐犯の手に汗握る頭脳戦も見どころの本作は、なんといってもリーアム・ニーソンがハマり役！知的な顔立ちに哀愁を帯びた眼差しが、辛い過去を背負い一人タフでハードな事件に立ち向かう熱い男と重なります。
3本目は『ピッチ・パーフェクト』（5/29公開）。本国では既に続編が公開され、オープニング興収で首位に輝いた大ヒットシリーズの１作目がついに日本公開。大学のガールズアカペラ部を舞台に個性派すぎるメンバーたちが、互いにぶつかり合いながら成長し、共に大学アカペラ界の頂点を目指す青春ガールズムービーです。主演のアナ・ケンドリックはブロードウェイ・ミュージカルで女優デビューしただけあって、歌唱力は抜群！劇中で見事な美声を披露しています。最高の歌声とダンスに映画館で踊り出さないよう気をつけてください！
ここからは心動かされる邦画を２本ご紹介します。
まずは第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門オープニングフィルムとして上映された『あん』（5/30公開）。とあるどら焼き屋を舞台に一人の老女を取り巻く人々の心の交流を描いたヒューマンドラマです。監督は『萌の朱雀』でカンヌ国際映画祭カメラドール（新人監督賞）を史上最年少受賞、『殯の森』ではカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した河瀨直美。才気溢れる女性監督と個性派の名女優・樹木希林が創り上げる人間ドラマに期待大です。
そして、実際の闘病ブログを書籍化した「がんフーフー日記」（川崎フーフ著）に、“死んだはずのヨメが、残されたダンナの前に現れる”という設定を加えて映画化した『夫婦フーフー日記』（5/30公開）。主演の佐々木蔵之介と永作博美の息の合った夫婦漫才のような掛け合いが、辛い展開になりがちな闘病物語を笑って泣けるコメディに見事に昇華させています。温かな愛にと笑いに溢れた作品を、ぜひ大切な人と一緒にどうぞ。
最後にアニメファンのために、新作アニメ-ションを1本ご紹介。
『デュラララ!!×2 承 外伝!? 第4.5話「私の心は鍋模様」』（5/30公開）。成田良悟によるライトノベルをアニメ化した「デュラララ!! 」の番外編OVA。2015年1月から放送のTVアニメ「デュラララ!!×２ 承」の第4話で突如開かれた“鍋パーティー”の真実が明らかに！池袋に住む個性的な住人が集まった部屋で出た話とは…。ファンは劇場へ急げ！
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