公開中の映画『友罪』より、元少年犯役を演じた瑛太の怪演が光る特別映像が到着した。
重厚なテーマをはらむ物語に加え、“血の通った”リアルなキャラクター像をそれぞれ見事に体現した主演の生田斗真、瑛太の熱演が光る本作。中でも、瑛太扮する社会復帰した元少年A・鈴木の演技には、公開直後からSNSを中心に「ゾッとする程の怪演」「瑛太の演技が凄すぎる…」「瑛太、代表作を更新!」「鳥肌もの」「度胆を抜かれた」「怖いほどの凄味」など、連日絶賛の声が止まない。
今回公開された映像は、そんな瑛太が“文字通り”の怪演ぶりを見せつける衝撃的なシーンが詰まった内容に。寮でバッドを振り回し、顔面を殴られても笑い続け、終いには自分を殴れと石を手に取り、相手が躊躇すると「しょうがねーなぁ!!」と自らの頭を殴りつける一幕が。常識では測れない奇怪な言動の数々には恐ろしさを感じる一方で、益田の前で時折見せる笑顔からは周囲の人間と変わらない、温かみのある優しさをも感じさせる。映像は、無表情で水路に横たわる鈴木と共に、「“悪人”なのか?それとも…」と意味深な言葉で締めくくられる。
瀬々監督曰く、瑛太は「役者というより、パフォーマー。演じるというより、身体表現に近い」。拭いきれない罪と共に生きる鈴木に全身全霊で挑んだ瑛太は、「映画を通して、観てくれた方に“何を与えたいのか”についてはすごく疑問があった」と、これまでにない苦悩を抱えたという。それでも、「どんな役でも愛して演じていきたい」とし、鈴木に自身の想いを重ねていった。
映画『友罪』は全国公開中
©2017映画「友罪」製作委員会 ©薬丸岳/集英社