アカデミー賞を席巻した『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督と主演のライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ最新作『ファースト・マン』が、2018年に開催される第75回ベネチア国際映画祭のオープニング作品として上映されることが決定した。
ベネチア国際映画祭は、世界三大国際映画祭の一つ。その年のアカデミー賞を占う<最初の前哨戦>として注目される映画祭で、過去には『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『ゼロ・グラビティ』『ブラック・スワン』など、オスカーを賑わせた数々の作品がオープニング上映作品に選出されている。
デイミアン・チャゼル監督の作品がベネチア国際映画祭のオープニングに選出されるのは2度目。チャゼル監督は、「ベネチア国際映画祭の招待を受けて恐縮しています、そして再びベネチアへ戻れることに感激しています。とりわけ月面着陸の記念日(月面着陸の日7月20日)に近い日にこのニュースをお伝え出来ることにとても感動しています。この作品をこの映画祭で上映できることを本当に楽しみにしています」とコメント。
『ラ・ラ・ランド』では、主演のエマ・ストーンが同映画祭の最優秀女優賞を受賞したのを皮切りに、その年の映画賞を席巻、アカデミー賞では過去最多タイでノミネートされ、自身は最年少でアカデミー賞監督賞を受賞。同様に、『ファースト・マン』は早くもアカデミー賞大本命と全世界から注目を集めている。
第75回ベネチア国際映画祭は8月29日(水)~9月8日(土)に開催。審査委員長には昨年同映画祭で金獅子賞、アカデミー賞では作品賞ほかを受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』監督のギレルモ・デル・トロが務める。
人類の夢であり、未来を切り開いた月面着陸計画を、史上最も危険なミッションを成功に導いたアポロ11号船長ニール・アームストロングの視点で壮大なスケールで描く本作。原作は、ジェイムズ・R・ハンセン著の「ファーストマン」。アームストロング役には、『ラ・ラ・ランド』でゴールデングローブ賞映画部門主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)を受賞したライアン・ゴズリング。
『ドラゴン・タトゥーの女』シリーズ最新作で主演に大抜擢されたクレア・フォイがアームストロングの妻ジャネットを演じる。監督は最年少記録となるアカデミー賞監督賞を受賞したデイミアン・チャゼル。さらにアカデミー賞脚本賞受賞(『スポット・ライト 世紀のスクープ』)のジョシュ・シンガーが脚本を務める。
映画『ファースト・マン』は2019年2月に全国公開
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