クエンティン・タランティーノ9作目の長編監督作となる新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題)』にシャロン・テート役として出演するマーゴット・ロビーが、1960年代風の衣装に身を包んだファーストルックを自身のインスタグラムで公開した。
公開された写真に映るロビーは、故シャロン・テートを思わせる1960年代のハリウッド女優のように壁にもたれ掛けながら、カメラをみつめている。
2019年全米公開予定の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題)』は、シャロン・テート殺害事件をベースにした作品。1969年、ロマン・ポランスキー監督の亡き妻で、当時妊娠中であったシャロン・テートが、カルト集団チャールズ・マンソンの信者らによって惨殺された事件を題材にしており、「『パルプフィクション』に最も近い作品になる」と今年のシネマコンでタランティーノ監督は明かしている。
テートの隣人で落ち目の俳優リック・ダルトン役にレオナルド・ディカプリオが、そのスタントマン役クリフ・ブースにブラッド・ピットが出演することでも話題となった本作だが、この夏にはルーク・ペリーやダミアン・ルイス、ダコタ・ファニングらの共演が明らかになったほか、エミール・ハーシュ、ティモシー・オリファント、カート・ラッセル、バート・レイノルズの出演が決定している。
脚本執筆に5年以上の歳月を費やし、1969年を含めて人生の大半をロサンゼルス郡で過ごしてきたというタランティーノ監督。「いまはなきロサンゼルスやハリウッドを描くことにとても興奮している」と語り、「リックとクリフを、ディカプリオとピットというダイナミックなタッグを組ませることができることについてこれ以上ない喜びを感じている」と明かしている。
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題)』の全米公開は2019年8月9日、日本公開は2019年下半期を予定している。