漫画家・魔夜峰央の原作を、二階堂ふみ×GACKTのW主演で実写映画化した『翔んで埼玉』の公開が2019年2月22日(金)に決定。合わせて、ティザービジュアルと特報映像が解禁となった。
「パタリロ」などで一世を風靡した漫画家・魔夜峰央が1982年に発表した当時に、埼玉県所沢市に住んでいたことから“埼玉”を題材に、「埼玉から東京に行くには通行手形がいる!」「埼玉県民はそこらへんの草でも食わせておけ!」「埼玉狩りだー!」など“埼玉県”を徹底的にディスるセリフなどが大きな話題を呼び、後に続く地方ディスマンガの火付け役と言われている。
実写版では、大都会東京から虐げられた埼玉が、自由を求めて徒党を組み戦うという原作の設定に、新たに“千葉”という対抗組織も用意。東京都知事の“息子”であり、白鵬堂学院の生徒会長=エリートとして華々しく学生生活を送る壇ノ浦百美役に二階堂ふみ。二階堂演じる百美が淡い恋心を抱く、容姿端麗でアメリカ帰り、でも実は埼玉県出身の“18歳の転校生”麻実麗役にGACKTが扮する。
どこか神々しい絵画のようなデザインのティザービジュアルは、2人の表情など未だ全貌は見えないものの、原作の世界観を感じさせ、造形からも作品の細やかなクオリティが垣間見ることができる。さらに、本作は埼玉をディスる(バカにする)描写が多いため、二階堂ふみ演じる壇ノ浦百美と、GACKT演じる麻実麗が人口730万人の埼玉の皆様へ向け「埼玉の皆様、映画化してゴメンなさい」と謝罪をし、お詫びの気持ちを込めたティザービジュアルになっている。
本編映像初解禁でもある特報は、序盤は某洋画大作を彷彿とさせるスケール感のある雰囲気で描かれているが、後半は一転、埼玉県人をディスるセリフが続き、しまいには「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ」という衝撃的なセリフまで登場。ラストシーンでは、魔夜峰央原作の「パタリロ!」(白泉社)の舞台と映画で主演を務めるなど、摩夜の世界観を表現する上で欠かせない人物・加藤諒が、ひどい扱いを受けながらも、東京で働くことを夢見る埼玉県人役として登場している。
映画『翔んで埼玉』は2019年2月22日(金)より公開
(C)魔夜峰央『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』/宝島社