映画『検察側の罪人』夏の納涼試写会が20日、都内・恵比寿ガーデンルームにて行われ、木村拓哉、二宮和也、酒向芳、芦名星が出席した。
本作で初共演を果たす木村と二宮。対立する2人の検事を演じることに、木村は「僕は“敵対”という捉え方ではなく、逆にニノ演じる沖野の“正義”に追い込まれる立場だったので、VSの意識はあまりなかった」とコメント。
二宮は「木村くんと一緒にできることの“衝撃”が強すぎて…え?驚きませんでした?驚きましたよね?『僕の知ってる木村拓哉ですか?』って一応確認して、皆さんと同じくらい驚きました」と初共演を振り返る。
木村は「豊かな表現者だなというか、すごく向き合いがいのある共演者だなと思いました。普通だったら、力んだり、力が入ると思うんです。そこを一切力まず、本当に自然体で沖野というキャラクターを全身で体現しているなと」と、二宮との共演に手応え。
二宮は「楽しかったですよ!楽しかった!」とにっこり。続けて、「プロ野球選手と一緒に混じって野球をしているような感じ」と表現し、「自分もちょっと上手くなっているような気になる。どんな球を投げようと、どこに打とうと、ちゃんと拾ってくれる。僕は何をやっても上手くできちゃうんです!そんなの、楽しさしかないでしょ!すごく楽しかった」と、木村とのタッグに手応えを感じている様子だった。
法で裁けない罪人は、罰を免れ赦されるのか。雫井脩介が2013年に発表した同名小説を原作とする本作は、都内で発生した強盗殺人の被疑者「過去の未解決殺人の重要参考人」の捜査方針を巡って、2人の検事の対立を描くサスペンス・エンタテイメント。
エリート検事・最上役に木村拓哉、若き検事・沖野役に二宮和也が扮するほか、沖野をバックアップする検察事務官・橘沙穂役の吉高由里子をはじめ、松重豊、平岳大、大倉孝二、八嶋智人、山﨑努、音尾琢真、矢島健一、キムラ緑子、芦名星、山崎紘菜らが共演する。監督を『日本のいちばん長い日』『駆込み女と駆出し男』『関ヶ原』などで知られる原田眞人が務める。
映画『検察側の罪人』は8月24日(金)より全国東宝系にて公開
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