役所広司が主演を務める映画『峠 最後のサムライ』の製作が決定した。
累計発行部数284万部以上、歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助を描いた作品「峠」を映像化。現在まで15本の映画化原作を持ち、昨年公開され大ヒットを記録した『関ヶ原』に続き、新たな司馬作品映画が誕生する。
壮大な野心を藩の運命に賭して幕末の動乱期を生き、最後には武士として、新政府軍に対抗する道を選んだ英雄の悲劇。監督・脚本には、黒澤明監督の助監督として数々の名作に携わり、初監督作品『雨あがる』で第24回日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか、『博士の愛した数式』『蜩ノ記』などを手がけた日本映画界の名匠・小泉堯史。フィルムでの撮影を敢行する。
実力ゆえに一介の武士から越後長岡藩の筆頭家老に抜擢される、“知られざる偉人”河井継之助を演じるのは役所広司。『蜩ノ記』に続き2本目の小泉監督作品となる。共演に松たか子をはじめ、田中泯、香川京子、佐々木蔵之介、坂東龍汰、永山絢斗、芳根京子、榎木孝明、渡辺大、矢島健一、山本學、井川比佐志、東出昌大、吉岡秀隆、仲代達矢らが名を連ねる。
役所広司 コメント
美しい映画を求め続ける小泉監督作品に再度参加できることはこの上ない幸運です。世界中で知られている「サムライ」という美的人間の代表でもある河井継之助を背筋を伸ばし、気持ちを引きしめて撮影に臨みたいと思います。
映画『峠 最後のサムライ』は2020年に全国公開