『プーと大人になった僕』ユアン・マクレガー初来日、神対応に涙するファンも

映画『プーと大人になった僕』ジャパンプレミアが5日、品川プリンスホテル ステラボールにて行われ、ユアン・マクレガー、堺雅人が出席した。

プーと大人になった僕

会場には、この豪華共演を一目見ようと抽選で選ばれた幸運な250人が詰めかけた。ステージには、切り絵風の100エーカーの森が表現され、ユアン・マクレガーが、プーの物語おなじみの入口から登場すると、ヒートアップ。ユアンが「皆さんに会えてうれしいよ!初めて来日を、それもプーと一緒に来ることができて本当によかった」と挨拶すると、生ユアンを目にしたファンから黄色い声援が。レッドカーペット上のファンサービスがはじまると、キュートな笑顔で、ファンの声に耳を傾け真摯に対応するユアンの姿が会場モニターに映し出されると、再び黄色い声援が。大物スターらしからぬ、ユアンの神対応っぷりに、感激のあまり涙を流すファンの数も多く見られた。

プーと大人になった僕

舞台挨拶では、プーを抱きかかえユアンが再登場。映画の再会シーンを思わせる登場の演出にファンも大興奮で、大きな歓声に包まれた。その後、日本語吹替版でユアン演じるクリストファー・ロビンの声を担当した堺雅人がステージへ呼ばれると会場からはさらに歓声が。

ユアンとの記念すべき初対面に対して堺は「ユアンさんの演じるクリストファー・ロビンと一つになろうと頑張っていたので、実際にお会いできてうれしいです!」と感激のコメント。これに対しユアンは「今後、彼の映画が英語圏で公開されるときには、僕が彼の声を吹替えるよ」と嬉しいサプライズ発言で会場を沸かせた。

本作のテーマの【大人になって忘れかけていた大切なもの】について聞かれると「プーが言ってるけど、どうやって時間を過ごすかが大切なんだ」とコメント。「何もしない時間を大切にしないと、僕らは仕事ばっかりになってしまうからね」と、普段忘れがちな“大切な時間の過ごし方”について、本作のプーの名言使って、観客へ語った。

少年時代の夢について問われると、世代も近く、幼い頃から思い描いていた“俳優”という夢をかなえた2人は、多くの共通点が判明。「9歳の頃から思い描いていた夢は、俳優だったんだ」振り返るユアンに、「僕は幼稚園の学芸会で『白雪姫の森』小鹿役だったんです。その時はまさか俳優になるとは思ってなかったんですが、クリストファー・ロビンのように物語の世界に入ることが子供の頃から好きでした」と堺が少年時代を語り会場が沸いた。

さらに、プーのお気に入りの名言について問われると「『何をするのが好き?』というプーの質問に、クリストファーが『何もしないことが好きだよ』と答える場面が一番好きなんだ。僕も何もしない一日が大好き。でも、その日が一番忙しくなったりするんだよね」と笑顔で答えると、堺は「僕は『今日が一番好き』という言葉が好きです。まるで不思議な力を持っている“マスター”が語っているみたいですし」とユアンの代表作SWシリーズのオビ=ワン・ケノービ役に思わせる粋な回答を披露。堺に乗じたユアンは「そのマスターは、実は赤いマントをまとっているかもね(笑)」と初対面とは思えない息のあったやりとりで会場を盛り上げた。

最後に、これから本作を見る人々へ対してユアンは「この作品は、感じるままに受け止めてみてほしいし、何よりもこの作品を心から楽しんでほしい。本作への出演はとても美しい経験だった。監督のマークは、とても美しい映画を作り上げたんだ」と伝え、堺は「今日ユアンさんに初めてお会いしましたが、一緒に遊びたくなる素敵な人!近くにいたら、師匠としてずっとついていきたい。皆さんもユアンさんと一緒に、是非100エーカーの森へ遊びに出かけていただけたらと思います!」と締めくくり、会場は感動に包まれた。


1966年に初めて映像化された短編アニメーション『プーさんとはちみつ』以降、これまで短編・長編映画やオリジナルビデオ、テレビシリーズなど多数のアニメーション作品が作られてきたディズニーの国民的人気キャラクター「くまのプーさん」。

実写映画化は初となる本作は、2011年に公開された『くまのプーさん』で、プーさんと大親友の少年クリストファー・ロビンが「僕のことを忘れないって約束して」と約束を交わした感動の別れの後、大人になりロンドンで暮らすクリストファー・ロビンとプーさんの奇跡の再会からはじまる感動の物語。主人公の大人になったクリストファー・ロビン役にユアン・マクレガー、監督にをマーク・フォスターが務める。

映画『プーと大人になった僕』は9月14日(金)より全国公開

©2018 Disney

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作品情報

プーと大人になった僕

プーと大人になった僕

4.1
2018/9/14(金) 公開
出演
ユアン・マクレガー/ヘイリー・アトウェル ほか
監督
マーク・フォスター