東京ミッドタウンのクリスマスイベント『MIDTOWN CHRISTMAS 2018』のイルミネーション点灯式が13日に行われ、映画『人魚の眠る家』より篠原涼子、西島秀俊、稲垣来泉が登壇した。
クリスマスらしい真っ白な衣装に身を包んだ篠原と稲垣、そして黒のスーツを着こなした西島が盛大な拍手で迎え入れられ、登壇者たちのミッドタウンのお気に入りスポットについての話題に。
都会の中で緑がある場所として点灯式の会場になっている芝生広場に天気のいい日は遊びにくるという篠原や、和食や他の国の料理が充実しているので友人と何を食べるか決めずにふらっと訪れるという西島に対し、稲垣は「おいしいお店屋さんがあって、その中でも出汁茶漬けのお店が好き」という渋い好みを発表し、会場は早速和やかな雰囲気となった。
今年で12回目となる東京ミッドタウンのイルミネーションだが、篠原は「イルミネーションといえば、必ずここに来るので今日も楽しみに来ました」とこれから点灯するイルミネーションに期待を寄せている様子。西島も「ここのイルミネーションは圧倒される美しさで、今回点灯式に呼んでいただけて光栄です」とコメントするが、隣でくすくす笑っていた稲垣が気になったのか「何が面白いの?お父さん変だったかな?」とまるで、父親のように優しく稲垣に語りかける場面も。
今年のクリスマスの予定を聞かれると、篠原は「友達と家族を集めてパーティーをする計画を立てている」、稲垣は「姉とクリスマスケーキを作る予定」と楽しげな予定を発表した。一方で西島は「先ほどマネージャーに確認したところ、仕事だということなので仕事をしますが、帰りにここに寄って少しでもクリスマス気分を味わおうと思います」と笑いを誘いながら、今年のクリスマスの予定について語った。
夕日もすっかり沈み、辺りが暗くなってきたところでいよいよイルミネーションの点灯に。MCの点灯のコールで3人が点灯ボタンを押すと、クリスマスソングのBGMと共に一面に広がる青いイルミネーションが点灯し、クリスマスシーズンの到来を告げた。特等席でイルミネーションの点灯を見届けた篠原は「こんな近くで見られて嬉しいです。遠くから見ることが多かったので、贅沢な気分だなと思います。あとシャボン玉が出る演出がメルヘンチックで素敵でした」と、点灯式で初披露された『シャボン玉イルミネーション』に感動する様子を見せていた。
そして『人魚の眠る家』の撮影時の話題へ。篠原は愛する娘に生きていてほしいと強く願う母親を熱演したが、その中で自分の家族に対する気持ちに変化があったかと聞かれると、「本当に普段の当たり前の生活がものすごく大切なことなんだなと改めて認識できました」と語る。篠原とは3回目、映画では初共演となる西島は本作での篠原との共演について聞かれると「篠原さん自身がご結婚されて、お子さんが生まれて、実人生の中で経験されたことを丸ごと全シーンでぶつけていて、圧倒されました。きっと観客のみなさんは、篠原さんの演技に引き込まれて、最後はとても感動すること間違いなしだと思います」と篠原の演技を絶賛し、篠原も「撮影中も現場はすごい熱量で、これはいいシーンになると確信して撮影していました」と本作への自信をのぞかせた。
本作の『人魚の眠る家』のタイトルとも関わる、眠り続ける役を演じた稲垣瑞穂。ぴくりとも動かない演技には多くの賞賛の声があがっているが、撮影中は大変ではなかったかと聞かれると「目を瞑ると瑞穂ちゃんになれた気がして、お母さんやお父さんの声も聞こえて安心できたので大変ではなかったです」と答え、西島に「来泉は天才肌」と言わしめる通り、その天才っぷりの片鱗を見せた。
シリアスなテーマを扱う映画なだけに現場も緊張した雰囲気があったのかと思いきや、撮影の合間は出演者が和気あいあいとしていたという本作の撮影現場。どんな様子だったのかと聞かれ、篠原が「瑞穂や弟役の生人(斎藤汰鷹)と踊ったり…」と言うと「俺は踊ってないからね!」とすかさず西島のツッコミが入り笑いを誘った。
「笑顔が絶えない楽しい現場でした。いい意味の緊張感がありましたが、アットホームな雰囲気で楽しかったよね」と篠原が稲垣に問いかけると、篠原、西島をはじめ共演者ともたくさん遊んでいたという稲垣は笑顔でうなずき、「篠原さんは最初はクールなイメージだったけど遊んでみたら面白くて優しくて、西島さんは優しくてすごく面白いことを言ってくれたり、楽しかったです」とまるで本当の親子のように撮影中も過ごしていた雰囲気の良さが垣間見えるトークとなった。
今回の点灯式で披露されたクリスマスイルミネーション「スターライトガーデン 2018」の期間限定演出『しゃぼん玉イルミネーション』は11月13日~12月16日まで、東京ミッドタウンの芝生広場にて開催予定。
映画『人魚の眠る家』は11月16日(金)より全国公開
(C)2018「人魚の眠る家」製作委員会