映画『名探偵ピカチュウ』製作報告会見が29日、都内・グランドハイアット東京にて行われ、竹内涼真、来日したジャスティス・スミス、キャスリン・ニュートン、監督のロブ・レターマンが出席した。
「パシフィック・リム」「ダークナイト」シリーズを手掛けたレジェンダリー・ピクチャーズが製作した本作。見た目は可愛いのに、中身はおっさん!?な人間の言葉を話す名探偵ピカチュウを演じるのは、『デッドプール』シリーズで知られるライアン・レイノルズ。生意気だけど憎めない、全く新しいピカチュウを表現する。
ある事件に巻き込まれた父親を探すために、人間とポケモンが共生する“ライムシティ”を訪れる主人公ティム役を『ジュラシック・ワールド/炎の王国』などで知られるジャスティス・スミスが演じるほか、キャスリン・ニュートン、渡辺謙、ビル・ナイ、リタ・オラ、スキ・ウォーターハウスが共演する。
ピカチュウの話す内容を理解できる主人公ティム役の日本語吹替版声優を務める竹内。先日、本作のファーストトレーラーが解禁された際に映像を楽しんだという竹内は「ずっと小さい頃からポケモンのゲームをやってましたし、いつかピカチュウと一緒の世界があったらいいなぁと思っていました。予告を観ても、本当にすごい映画になるなと思っているし、久々にドキドキしています!」と笑顔をのぞかせる。
オファーを受け、「びっくりしています!まさかポケモンが実写化されるなんて思ってもいなかったし、日本語吹替をするのも初めてなんです。素晴らしいハリウッドの作品で吹替をやらせていただけるのは、本当に嬉しく思います」と喜びをあらわに。解禁となったプロモーション映像を観て「最高ですよ!街中にポケモンがいるんですよ!?こんな嬉しいことはない。もう10回以上(予告編を)観てます!」と興奮しきりだった。
また、「好きなポケモンは?」との質問に、竹内は「カイリューですね!小さい頃からポケモンをやっている人はわかってくれると思うんですが、ミニリュウから始まってハクリューになってカイリューになるわけです。コツコツとレベルを上げていかないとカイリューにならないんです。どんどんなついてきて、ものすごい強いポケモンになるんです!以上です!」と心を躍らせながら答えた。
ジャスティスは「一番好きなポケモンはワニノコだよ!初めてやったポケモンのゲームがゴールドだったんだけど、最初に選んだのがワニノコなんだ。小さい頃はワニノコのフィギュアをどこへ行くにも持ち歩いていたね。他にもゲンガー、フシギダネも好きだね!」と明かした。
キャスリンは、劇中でもパートナーとして登場するコダックの名前を挙げ、「すごく良い聞き手なの!素晴らしい役者でもあるし、私を助けてくれた。今は一緒にいないけど、ぜひプレミアの時に再開したいわ!」と会場を沸かせていた。
撮影中に大変だったことを聞かれたジャスティスは「バリヤードとのシーンだね!現場に入ると、ランプとスツール、それにカメラしかなかったんだ。その中で演じていて『このシーンはどうなるんだろう?』と思っていたら、映像を観て素晴らしいものに仕上がっていたよ」とコメント。キャスリンも「本当に魔法のようなの!素晴らしいシーンがどんどん出来上がっていくのよ!(ジャスティスに)よくやったわ!」と笑みをこぼしていた。
現在、鋭意編集中である本作。監督のロブ・レターマンは「アメイジングな作品になると断言できる。非常に楽しみながら作品を作っているけど、それと同じくらい皆さんにも楽しんでもらいたい。アドベンチャー要素、アクションといった様々な要素があるけど、感動できるポイントもあるんだ。ジャスティス演じるティムと名探偵ピカチュウの関係性、パートナーシップも深まってくる。謎を解いていくストーリーもあるから、本当に楽しめると思うよ」とアピールした。
「実際にピカチュウと生活を共にすることができたら?」との質問に、竹内は「あの毛並みですから、毎日ちゃんとブラッシングしてあげて、自分だけのピカチュウにトリミングしてあげたい」と妄想を膨らませていた。
最後にジャスティスから竹内へ、本作の台本が手渡され「ピカチュウに全部いいところを持っていかれちゃうよ!注意してね!」とのアドバイスが。竹内は「本当に責任重大だなと思います。(声優初挑戦は)すごく不思議な感じですね。胸がいっぱい。まだアフレコをしてないので不安もありますが、今のお言葉をいただけて支えになりました。より頑張ろうと思います!」と気を引き締めていた。
映画『名探偵ピカチュウ』は2019年5月より全国公開
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