レベルファイブ『二ノ国』アニメ映画化、山﨑賢人が声優初挑戦「楽しみながら挑みたい」

ワーナー・ブラザース映画が9日、邦画アニメーション映画『二ノ国』の製作を発表。主演を、声優初挑戦となる山﨑賢人が務めることが会見にて発表された。

二ノ国
左から百瀬義行(アニメーション監督)、日野晃博(レベルファイブ代表取締役社長CEO)、山﨑賢人(主人公“ユウ”役)、小岩井宏悦(ワーナー・ブラザース ジャパン/エグゼクティブプロデューサー)

原案となる「二ノ国」は、レベルファイブが発売したコンピュータRPGのシリーズ。製作総指揮/原案・脚本には「妖怪ウォッチ」「レイトン教授」シリーズなど、数々の大ヒット作を世に送り続けるレベルファイブの日野晃博。監督はスタジオポノックやスタジオジブリ作品で活躍し、新たな映像表現に挑戦し続ける鬼才・百瀬義行。音楽はスタジオジブリ、北野武作品ほか様々な映画作品の音楽を手がけ、多くの名曲を生み出してきた久石譲が手掛ける。

主人公“ユウ”の声には、2019年4月19日(金)公開の映画『キングダム』や、ドラマ「グッド・ドクター」(2018)など数多くの映画・テレビドラマで主演を務め、いま最も新作が期待される俳優・山﨑賢人に決定。声優初挑戦となる。

二ノ国
山﨑賢人、演じる主人公・ユウ

主人公のユウは、高校ではトップクラスの秀才で車イスで生活しており、幼馴染でハルと付き合っているコトナにずっと想いを秘めているハルの親友。ユウの親友で高校で人気者のバスケ部のエース・ハル、ユウとハルの幼馴染で天真爛漫な性格の女子高生・コトナの3人を軸に物語が展開される。現実と隣り合わせなのに全く違うもう一つの世界・二ノ国。高校生のユウと親友ハルは幼馴染のコトナを巡る事件をきっかけに、2つの世界を行き来することに。現実と二ノ国の2人のコトナに命の危機が同時に迫る中、3人と「二ノ国」を巡る“究極の選択”とは…。

二ノ国
山﨑賢人

会見には、山﨑賢人(主人公“ユウ”役)のほか、日野晃博(レベルファイブ代表取締役社長CEO)、百瀬義行(アニメーション監督)、小岩井宏悦(ワーナー・ブラザース ジャパン/エグゼクティブプロデューサー)が出席した。

今作で声優初挑戦となる山﨑は「(アニメ声優のことを)すごく尊敬していて、挑戦してみたい気持ちもあった。脚本を読んだ時に、すごく面白くて鳥肌が立ちました」とコメント。続けて、「これから声を撮らせていただくんですが、ワクワクしながら楽しみながら挑みたい。鳥肌が立つほど本当に面白い作品になると思うので、皆さんに良い作品を届けられるように頑張りたいなと思います」と意欲をのぞかせた。

二ノ国
山﨑賢人

ワーナー・ブラザース ジャパン/エグゼクティブプロデューサーの小岩井は「主人公のユウは、すごくナイーヴなところがある青年ですが、二ノ国へ行くと環境がガラリと変わり、大きなプレッシャーや苦悩にさらされ乗り越えていかなければならない。(声を当てる俳優の)演技の幅が相当大きくなければ難しいキャラクター」と説明。

山﨑とは、『オオカミ少女と黒王子』の頃から注目していたようで「『グッド・ドクター』ではナイーヴな役を、『キングダム』では荒々しい役もこなしている。明らかに、今の若手俳優の中でもNo.1だと思っています。どうしても彼にお願いしたかった。彼ならユウをちゃんと演じきってくれるだろうと思った」とキャスティング理由を明かした。

レベルファイブ代表取締役社長CEOの日野は「原作はゲームではありますが、映画は全く内容の違うものになっている。クロスメディア作品の新しい形のアプローチになると思います。世界観、モノを作るコンセプトは繋がっていますが、映画として完全に新しいシナリオになっています。映像のクオリティもすごく良いです。ぜひ『二ノ国』という新しい映画作品を受け取っていただけたら。どうぞお楽しみに!」とコメントした。

映画『二ノ国』は2019年夏、全国公開
※「二ノ国」の“二”は漢字表記の“二”となります。

(C)2019 映画「二ノ国」製作委員会

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