『ダークナイト』のクリストファー・ノーランが製作、『マン・オブ・スティール』のザック・スナイダーが監督を務め、世紀の2大スーパーヒーローがはじめてスクリーンの中で夢の競演を果たすエンターテイメント超大作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』より、米サンディエゴで開催された映画の祭典“コミコン”で初披露された予告編の日本語字幕付き特別映像が解禁された。映像内では、バットマンとスーパーマンによる怒涛の大スケールバトルのほか、物語の鍵を握るジェシー・アイゼンバーグ演じるレックス・ルーサーやガル・ガドット演じるワンダーウーマンの姿も初披露されている。
このたび公開された約3分30秒の映像により、『マン・オブ・スティール』の続編となる本作の設定が明らかになった。
前作『マン・オブ・スティール』でゾッド将軍とメトロポリスで戦いを繰り広げた地球最強の男スーパーマンだったが、その強大すぎる力を恐れる人類は、スーパーマンの真意を問うため議会へ召喚。今日、真実が明かされる」と女性議員(ホリー・ハンター)が語る中、「帰れ!」「偽の神」と市民から揶揄されるスーパーマンは議員や多くの報道陣が集う議会へと姿を現す。一方、とある事情からヒーロー活動を引退していたブルース・ウェインは、瓦礫の中で一人の少女を抱きしめながら、スーパーマンの閃光により自社ウェイン・フィナンシャルのビルが崩壊させられるのを目の当たりにしていた。従業員の多くが命を落とし、その憎しみに燃える彼は、「お前は仲間を見殺しにした」というメッセージを手にし、決意を新たにバットマンとして再び立ち上がる。
飛行力、透視力、破壊力など人間を凌駕するパワーを持つクリプトン星人スーパーマンと、特殊能力を持たず超人でもない、強靭な肉体と天才的頭脳を持つバットマン。本作では、スーパーマンの地元メトロポリスとバットマンの地元ゴッサム・シティとが湾を挟んで隣り合った姉妹都市として新たに設定され、それぞれの街の二大ヒーローが正面から激突し、決戦の火蓋が下ろされる。もはや人類の脅威となったスーパーマンは、「人類の希望」なのか「支配者」なのか?
黒スーツにジョーカーと思われる人物から「臆病者」と記されたメッセージ、メトロポリスの戦いでスーパーマンに殺され保管されているゾッド将軍(マイケル・シャノン)の亡骸、スーパーマンの弱点である緑色の鉱物クリプトナイトをどこかから入手したレックス・ルーサーなど、まだ明らかにされていない謎がどのように物語に絡んでくるのか、予測不能な壮大な物語が動き始めることを期待させる。
また、併せてザック・スナイダー監督、バットマン役のベン・アフレック、スーパーマン役のヘンリー・カヴィルから、謎のベールに包まれた超大作へのコメントも到着した。
ザック・スナイダー(監督)
長年の夢が叶ったよ。なんたってバットマンとスーパーマンだ。これ以上のことはないよ。このキャストで組めたのは最高だったね。本当に光栄なことだよ。スーパーマンとバットマンの対決は、コミックで描かれている。中でも一番気に入っているコミックは「バットマン:ダークナイト・リターンズ」なんだ。映画の中でもオマージュを盛り込んでいる。天才的な作品だし、描いたフランク・ミラーも天才だという僕なりのメッセージなんだ。ただ、ストーリーはその原作をなぞっているわけではない。脚本は『アルゴ』を手掛けたクリス・テリオで、素晴らしい才能の持ち主だ。バットマンとスーパーマンの対決の必然性を、どう作りあげるかということについて、クリスとよく話し合った。もしかしたら今後は他のキャラクター達とも大々的な対決が待ち受けているのかもしれないね(笑)
ベン・アフレック(バットマン/ブルース・ウェイン)
過去にバットマンを演じた名優たちを気にしていたらこの仕事を引き受けることはできなかったよ。なんたってティム・バートン監督、ヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニー、クリスチャン・ベールが手掛けてきたキャラクターだ。ザックに「本当に僕でいいのか?」と念を押したのだけど、「僕が思い描いているバットマン像にピッタリなんだ。僕が想像しているバットマンは年を食っていて、そろそろ限界が来ていて、燃え尽きてしまった男なんだ」と言われたよ(笑)。監督はバットマン像を作るにあたり、しっかりとリードしてくれ、お陰で僕にも想像できなかったようなバットマンが出来上がったよ。
ヘンリー・カヴィル(スーパーマン/クラーク・ケント)
スーパーマンはクリストファー・リーヴが本当に素晴らしかったので、それを真似るのはあまりにも危険すぎた。だから『マン・オブ・スティール』と同じように、コミック原作を元にキャラクターを築き上げていったんだ。そして『マン・オブ・スティール』で描いているスーパーマンに忠実でいようとした。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は、2016年3月全国公開予定。
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