『TAP -THE LAST SHOW-』(17)に続き、監督第2作目にして初めて脚本も手がけた水谷。本作のテーマが生まれたきっかけを聞かれると、水谷監督は「60代で映画を3本撮りたいと、僕の中ではあるんです。プロデューサーさんから『水谷さんが描くサスペンスを観てみたい』と言葉をいただき、すぐにアイデアが出てきて話したら『面白い』と。そこから文字(脚本)を書き始めたのがきっかけです」と答えた。
『TAP -THE LAST SHOW-』(17)に続き、水谷監督と2度目のタッグとなった岸部。監督としての水谷について聞かれると、岸部は「まっすぐなところ。純粋で、そそっかしい。場所がわからない人」と笑いをさらい、「いつも挑戦している。60を過ぎて監督をやってみる、僕だったら考えられない。どんな歳になっても挑戦する人なんです。そんなところが、一番尊敬できるところだと思います。頭が下がります」と尊敬の念を抱いていることを明かした。