ミラ・ジョヴォビッチ主演の『バイオハザード』シリーズを手掛けた監督ポール・W・S・アンダーソンが、製作パートナーであるジェレミー・ボルトとともに、世界売上累計3,800万本を誇る人気ハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」の映画化を進めているとDeadlineが報じた。
Deadlineのインタビューによれば、アンダーソン監督はすでに脚本の初稿を執筆しており、VFXについても『バイオハザード』シリーズでタッグを組んだ、トロントのVFXスタジオであるMr.Xの創設者であり、社長でもあるデニス・ベラルディとパートナーシップを組み、新しい会社を立ち上げて、『バイオハザード』シリーズと同様の5,000万ドル超の制作費で映画を制作するという。
公開されたプロットからは、先の見えない仕事に就く普通のアメリカ人が、実はかつて英雄として活躍した"モンスターハンター"の子孫であることを知り、この世界がモンスターたちに破壊される前に神秘的な世界を冒険し、修行を通してモンスターハンターになるさまが描かれる模様。
映画化を企画しているアンダーソン監督によれば、この物語はSFアクション映画『マトリックス』のようになると言及している。日々あてのない仕事をし、自らの人生を失敗だと思っている平凡な主人公が、あたかも『マトリックス』のトーマス/ネオ(キアヌ・リーヴス)のように、現実世界からモンスターの存在するパラレルワールドに放り込まれていく。再び現実世界に帰ってくると、そこはモンスターハンターが侵略する現実の世界に化す展開になるようだ
本作は現実世界からスタートし、モンスターのいる世界へと突入、再び現実世界に帰ってくるという設定上2部作になる予定。今回公開されたビジュアルには、リオレウスがロサンゼルス空港に襲いかかる場面が描かれており、撮影は中国と南アフリカで行われる。
この5年前から企画されてきたモンスターハンターの映画化。アンダーソン監督は、モンスターハンターは『スター・ウォーズ』に匹敵する世界観を持っていると語っており、本作の製作に意欲的に取り組んでいるようだ。