2016年のサンダンス国際映画祭でドキュメンタリー部門脚本賞を受賞したほか、海外映画祭で話題を呼んだ異色ドキュメンタリー『ケイト・プレイズ・クリスティーン』が7月15日(土)よりアップリンク渋谷にて劇場公開される。
本作は、1970年代にキャスターのクリスティーン・チャバックが生放送中に自殺したというショッキングな事件を演じるため、役作りをする女優ケイト・リン・シールの姿を捉えたドキュメンタリー。ケイトが演じることを通じて、事件の真相へと迫っていくスリリングな作品に仕上がっている。
クリスティーンは1974年、フロリダ州サラソタの地方局で生放送中に突然拳銃自殺した。しかし、自殺映像は世間には出回ることはなく、事件は都市伝説と化している。放送を録画したテープは、当時のテレビ局社長が金庫に保管しているという噂もあるが、真相はいまだ闇の中だ。彼女を演じることになった女優ケイト・リン・シールは、役作りのため直前のクリスティーンの足取りを追う。彼女の住んでいた街へ赴き、髪型や肌の色を似せ、精神的にも肉体的にもクリスティーンへの同化を強めていく。しかし、その同化がケイトにある変化をもたらしてしまう。
映画『ケイト・プレイズ・クリスティーン』は7月15日(土)よりアップリンク渋谷にて公開
【CREDIT】
監督:ロバート・グリーン
出演:ケイト・リン・シール