2014年全米公開され、24の映画賞の40部門にノミネート、ナショナルボードオブレビューで作品賞、主演男優賞、助演女優賞をはじめ、ゴールデングローブ賞で助演女優賞ノミネート、ほか6部門を受賞した、オスカー・アイザックとジェシカ・チャステインが夫婦役を演じた社会派ヒューマンドラマ『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』より、緊迫の予告編が公開された。併せて、J・C・チャンダー監督から本作についてのコメントも到着した。
ビジネスの現場で経営者が強いられる壮絶な危機を、圧倒的クオリティと息もつかせぬ緊迫感で描く本作でメガホンを握るのは、『マージン・コール』で初監督ながらアカデミー賞ノミネートされ、『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』でハリウッドの次世代を担う旗手と称えられるに至ったJ・C・チャンダー監督。主人公の経営者アベルを『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』『スターウォーズ/フォースの覚醒』ほか、目下人気急上昇中の実力派俳優オスカー・アイザック。夫の成功を支えつつも家族を守りたい妻アナを『ゼロ・ダーク・サーティ』などアカデミー賞に2度ノミネートされたジェシカ・チャステインが好演する。
この度、解禁された予告編では、犯罪と暴力が氾濫する1981年のニューヨークを舞台に、オイルビジネスでアメリカン・ドリームを叶えようとした実直な移民の青年実業家アベル(オスカー・アイザック)が、成功一歩手前で奈落の底に突き落とされ、必死に這い上がろうとする緊迫の30日間を垣間見ることができる。冒頭、妻アナ(ジェシカ・チャスティン)の「夫は高潔な人間です。隠し事なんてしてない」というセリフから、物語の中心となる、クリーンなビジネスを信条とするアベルの性格が伺える。
アベルは、事業拡大のために全財産をユダヤ人の土地の購入の頭金として投入。30日以内に残金を渡さなければ、その金は返ってこない。それはまさに人生を賭けた取引だった。しかしその直後、彼の成功を阻止しようとする何者かの手によって、積荷のオイルの強奪、脱税による嫌疑、家族への脅威など次々にトラブルがのしかかる。悪い噂は一気に広まり、ついには銀行から融資を断られ、信頼していた妻アナとの間にも亀裂が生じていく。刻一刻と破産までの期限30日が迫るなか、孤立無援のアベルはトラブル解決のために奔走する。
J・C・チャンダー監督コメント
僕の人生だって白黒はっきりした選択なんて、今まで一度もなかった。いつだってグレーだったんだ。そういうグレーな領域にこそ、人間を描き出すヒューマンストーリーは見つかるものだ。今回もそこを描いたつもりだ。
映画『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』は、10月1日(木)TOHO シネマズシャンテほか全国ロードショー
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