映画『泣くな赤鬼』完成披露試写会が21日、都内・新宿バルト9にて行われ、キャストの堤真一、柳楽優弥、川栄李奈、竜星涼、監督の兼重淳が登壇した。
「ビタミンF」「とんび」「その日のまえに」「流星ワゴン」など多数の著書が映像化される、ベストセラー作家・重松清。教師と生徒の関係を描き続けてきた著者が、“特に教師濃度の高い作品集”と語る原作「泣くな赤鬼」は、陽に焼けた赤い顔と、鬼のような熱血指導から「赤鬼先生」と呼ばれていた城南工業野球部監督・小渕隆が、かつての教え子の“末期がんで余命半年”という知らせを受け奮起するさまを描く感動作。
主人公・赤鬼先生役に堤真一、赤鬼先生の元教え子・斎藤智之(愛称ゴルゴ)役に柳楽優弥、ゴルゴを献身的に支える妻・雪乃役に川栄李奈が扮するほか、麻生祐未、キムラ緑子、竜星涼らが共演する。監督を『キセキ -あの日のソビト-』などで知られる兼重淳が務める。
完成した作品を観て、堤は「自分の出ている映画を観て泣いたのは初めてです。監督の丁寧な人間関係の描き方、距離感、一つ一つに優しさや愛情を感じて『やってよかったな』と、観終わった後に思いました」と感慨深い様子。そんな堤との共演に、柳楽は「この業界に入る前からドラマなどで見てきた堤さんと、あれから10数年が経って“先生と教師”という大事な…」と話すも、先生と生徒の役どころを“先生と教師”と間違えたことに、会場は笑いの渦に。
照れ笑いを浮かべながら、柳楽は「“先生と生徒”という大事な…ちょっと舞台の休演中で頭が(笑)だけどあの〜…川栄さんおめでとうございます!!」とお茶目に祝福し、会場からは大きな拍手が起こった。堤は「ごまかすな!(笑)」とツッコミ、柳楽から祝福を受けた川栄は「ありがとうございます!」と満面の笑みを浮かべた。
その後も「すみません、休演期間で(笑)」トークのまとまらない柳楽に、堤は「心も頭も休んでるんか!?(笑)」「今日やる気ないんか!?(笑)」とツッコミ、仲睦まじい様子をのぞかせていた。
5月17日(金)に公式ブログにて、俳優・廣瀬智紀との入籍&妊娠を発表した川栄。発表後初の公の場とあって、イベントには多くの報道陣が会場に駆けつけた。
映画『泣くな赤鬼』は6月14日(金)より全国公開
(C)2019「泣くな赤鬼」製作委員会