小松菜奈×門脇麦による劇中ギターデュオ“ハルレオ”が主題歌「さよならくちびる」を熱唱するライブシーン映像が公開となった。
その美しさでひとを夢中にさせるレオ(小松)と、その才能でひとの心を奪うハル(門脇)、そして二人を支えるローディ兼付き人のシマ(成田凌)は、インディーズ・シーンで注目を集めていたが、想定外の恋心が生まれたことをきっかけに、ある日突然解散を決定してしまう。本作ではそんな“ハルレオ”とシマによる、全国7都市のライブハウスを巡る<解散ツアー>を描いており、この度公開されたシーンでは、道中の3人のライブ姿が映し出される。もはやほとんど口もきかないが、ひとたび歌えば、ギターもコーラスもピタリと息が合い、圧巻の歌声で聴く者の心を惹き込むデュオ“ハルレオ”の魅力がたっぷりと凝縮された映像に仕上がっている。
ハルレオが披露する主題歌「さよならくちびる」を手掛けたのは、人生の美しい瞬間を切り取る歌詞で高い人気を誇る、シンガーソングライター・秦基博。メガホンを取った塩田明彦監督から「『さよならくちびる』というタイトルだけれど、単に悲しく泣けるバラードではなく、爽やかで前向きな感じにしたい。新しい自分に生まれ変わろうともがく歌にも、愛する人へ別れを告げる歌にも聴こえるようにしたい」とのオファーを受けた秦は、作詞・作曲、そしてプロデュースを担当。「最初に頂いた脚本に書かれていた『さよならくちびる』という言葉。その言葉を、ハルとレオならどんな風に歌うのだろうかとイメージしながら詞と曲を書きました。」(秦)との言葉の通り、“ハルレオ”が醸し出す切なくも儚い雰囲気と見事にマッチした“名曲”を誕生させた。
そんな楽曲を、劇中では“ハルレオ”として、小松と門脇がギターを弾き、自らの声で披露。門脇は少しギターに触れていたというものの、本作がキャリア初の歌唱演技となる小松を始め、成田を含む三人はほぼ“ギター初心者”。3人ともいくつもの仕事を抱え多忙の中、3曲フルのギターと歌を短期間で覚えなければならない、という過酷な状況にも関わらず、数カ月のトレーニングを経て、息の合ったコーラスを始め、ギター演奏も完璧にこなせるまでに上達したという。今回公開となった映像からも観て分かる通り、エモーショナルなライブシーンの撮影を完成させている。
映画『さよならくちびる』は5月31日(金)より全国公開
(C)2019「さよならくちびる」製作委員会