女優の三吉彩花、阿部純子が共演するヒューマンドラマ映画『Daughters』が2020年秋に公開される。
本作は、東京・中目黒でルームシェア生活を送る2人の女性を主人公に、妊娠、シングルマザーという人生の決断を経て、友情、仕事、家族と向き合いながら、過去への固執と現実、そしてその先を描いたヒューマンドラマ。監督・脚本を、同作が初長編作品となるファッションイベント演出家・映像作家の津田肇が務める。
主演の三吉彩花が演じるのは、ある日同居人の彩乃(阿部純子)から、父親の分からない子を妊娠したと告げられ、戸惑いながらも彩乃をそばで見守り支える「小春」役。阿部純子は、仕事や遊びに明け暮れる日々の中、突然自身の妊娠が発覚し、悩みながらもシングルマザーとして育てることを決意。1人の女性から”母親”に成長する「彩乃」役を演じる。撮影は今年の3月よりスタートしており、10ヶ月間の物語のため約1年かけて行なう予定だ。
三吉彩花 コメント
『今作の脚本を読ませていただいたとき、曖昧さと明確が紙一重になっていて、静かな気の流れの中にも張り詰める緊張感や危うさ儚さ、そして希望を抱く強さなど様々な感情が湧き出る作品になっているなと思いました。今まで当たり前だった生活がある出来事により当たり前ではなくなるかもしれない。その繊細な空気感を五感を研ぎ澄ませて演じきりたいです。』
阿部純子 コメント
『今回、彩乃役で出演することになりました。ひとりの女性が、母親になってゆく…そのプロセスを四季折々の美しさを織り交ぜて綴られる物語です。働きながら子どもを持つむずかしさや葛藤。母親になるとは?という疑問に対して、わたし自身も真っさらな気持ちで向き合いたいと思っています。共演させて頂くことになった三吉彩花さんと二人三脚で、この作品に取り組めたら嬉しいです。』
津田肇(監督・脚本)コメント
『美しい二人の晴々しい空気感。この先、季節とともに移り変わる彼女たちを余すことなく焼き付けたいです。』
映画『Daughters』2020年秋公開