6月28日(金)に世界最速公開を迎える「スパイダーマン」シリーズ最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。本作で「スパイダーマン」シリーズ初登場となるのが、黒い眼帯と黒いロングコートがトレードマーク、MCU作品ではお馴染みのニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)だ。
アベンジャーズをまとめ上げるため結成された国家組織S.H.I.E.L.D.の長官として、アイアンマンやキャプテン・アメリカらヒーローたちとともに世界を救ってきた。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で起きたS.H.I.E.L.D.内部での怪しい動きも、いち早く察知し反撃の準備を開始。S.H.I.E.L.D.内に忍び込んでいた敵を排除するため、自分の死を偽装し仲間すら騙しながら、キャプテン・アメリカのピンチを救う姿は、まさに完全無欠の有能な指揮官。S.H.I.E.L.D.解体後も、影からアベンジャーズを支え続け、常に世界に起きる出来事を把握していたと言っても過言ではない。
本作でもそんな隙のないフューリーの姿が描かれるかと思いきや、本作の監督を務めたジョン・ワッツは「常にあらゆるものの頂点に君臨していた彼が、今は以前とは大きく異なる世界を見ているんだ。」とコメント。続けて、「こんな状況にあるフューリーは今まで見たことがない。彼はもはや、すべてを完全に掌握している男ではないんだ。」と宣言。
実はフューリーは、大勢の人同様、サノスのスナップ(指パッチン)によって消去され、5年もの間不在にしていた。彼が再び目覚めたときには、アイアンマンやキャプテン・アメリカもいない、未知の世界へと変わっていたのだ。大きく変わった世界で、ほかのヒーローにも頼れない状況のなか、地・風・水・火の四大元素のうちそれぞれ1つを操る“エレメンタルズ”を倒すためにフューリーが協力を要請したのが、16歳のスパイダーマン(ピーター・パーカー/トム・ホランド)。そして、パラレルワールドから来たという謎めいたヒーロー・ミステリオ(クウェンティン・ベック/ジェイク・ギレンホール)だ。すべてを把握できていないフューリー、まだ子どものスパイダーマンと、素上の知れない謎のヒーローに頼らざるを得なかったのだ。
アベンジャーズを作り上げ、世界の平和を守るために再び1から作りなおすことになったフューリー。ジョン・ワッツ監督は、「そのためのキーパーソンこそ、ピーター・パーカーことスパイダーマンなんだ」と語っている。アイアンマンから“鉄の意志”を託されたスパイダーマンに懐疑的なフューリーとスパイダーマンは関係はいかに?
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は6月28日(金)より世界最速公開