映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ワールドプレミアが現地時間27日、ロサンゼルス チャイニーズ・シアターにて行われ、トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ジェイク・ギレンホール、ゼンデイヤらが登場。日本から伊藤健太郎、竹中直人が現地に赴いた。
レッドカーペット上には糸を放つ巨大なスパイダーマンのオブジェがお出迎え。会場前のハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムにはスパイダーマンのコスプレをしたファンたちや、ポスターやスマホを手にしたファンたちが群れをなし、ハリウッドの街が熱狂と興奮に包まれた。
今回日本からは、ニック・フューリー役の日本語吹替版声優を務めた竹中直人とともに、無類の映画好きとして知られ、特に『スパイダーマン』シリーズをこよなく愛する伊藤健太郎がアンバサダーとして参戦。
ワールドプレミアに人生で初めて参加した伊藤は、ハリウッドならではの豪華なレッドカーペットやファンの盛り上がりを目の当たりにして、「すごいテンション上がりますね!スパイダーマンファンなので、本物のスパイダーマンであるトム・ホランドや、サミュエル(・L・ジャクソン)とジェイク(・ギレンホール)に会えるのは、めちゃくちゃ楽しみです!!」と興奮を抑えきれない様子。竹中は全身黒ずくめの服装に左目には眼帯と、まさに“日本のニック・フューリー”の出で立ちで登場。「本物のキャストに会えるなんて最高!」と笑顔を見せ、サミュエルとの再会について聞かれると「本人を目の当たりにするだけで満足です」と謙虚にコメントした。
満を持して主演のトム・ホランドが登場すると、ファンのボルテージも最高潮。約800人のファンからの大歓声を浴びながら、ファンサービスを行った。そして竹中が見守る中、見事、伊藤がトム・ホランドと対面成功。伊藤が「今の気分は?」と声をかけると、トム・ホランドは「最高の気分だよ。でもちょっと圧倒されてるかな、正直なところ。ちょっぴり緊張しているよ。でも順調に進んでいるし、映画も世界中で観てもらえるし、すごくワクワクしている。すごく誇らしい作品だし、ソニーもマーベルもすごく誇らしく思っている。だからとにかく早く観てもらいたい」と笑顔を見せた。
さらにトムは「日本のみんなは僕がどのくらい日本を好きかわかっていると思うけど、日本の人も食も大好きだし、本当に素晴らしいところだから早くまた日本に行きたいよ」と日本へラブコール。「大傑作エンドゲームから続く映画で、フェーズ3の結末でもあり、フェーズ4の序章でもある。がっかりはさせないよ!」と日本のファンへメッセージを送った。
今回、新しいヒーローとなるミステリオを演じたジェイク・ギレンホールは「すごく光栄だったよ。この大きなユニバースの一部になることができて。彼ら(マーベル)は何年もかけて何本もの素晴らしい映画を作ってきた。今回の脚本のミステリオも素晴らしかったんだ。だから光栄だったよ」と、MCU作品に参加できた喜びを語った。ピーター・パーカーとのロマンスが気になるMJ役のゼンデイヤは背中が大きくあいたセクシーなドレスで登場。「たくさんの愛と応援をありがとう! この作品を楽しんでもらえることを心から願っています」とコメントした。
また、ニック・フューリーの日本語吹替版声優を務めた竹中は、2012年8月の『アベンジャーズ』ジャパン・プレミア以来、7年ぶりにサミュエル・L・ジャクソンと再会。なんとサミュエルが先に竹中に気付き笑顔で駆け寄り、熱いハグを。サミュエルは「また会えて嬉しいよ!元気だった?」と再会を喜び、竹中も「サミュエルに会えて良かった!」と満足げな表情で、記念撮影を楽しんでいた。
さらに、伊藤はキャストらとともにいち早く本作を鑑賞。公開を待ち望む日本のファンへ「前作『ホームカミング』が好きだったので、すごく楽しく観させていただきました!『アベンジャーズ/エンドゲーム』から繋がっている部分もあり、アイアンマンがいない中でのピーターの葛藤が丁寧に描かれていました。あと、MJとのラブストーリーがすごく魅力的でした!」と興奮気味にコメント。
好きなシーンを聞かれると「飛行機の中でスパイダーマンが自分のスーツを作るシーンがあるのですが、それを(アイアンマンの親友の)ハッピーが後ろから見て、どこかピーターがアイアンマンと重なっているように見えて微笑んでいるシーンが一番好きです!アイアンマンの後をこれからスパイダーマンが継いでいくのを彷彿とさせているようで、あれは是非、観てほしいです!」と一番の感動ポイントを熱く語り、見事アンバサダーの大役を果たした。
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は6月28日(金)より世界最速公開