北欧ミステリー『ボーダー 二つの世界』日本版ビジュアル解禁、原作収録した短篇集が9月下旬に邦訳刊行

10月11日(金)公開の北欧ミステリー『ボーダー 二つの世界』の日本版ビジュアルが解禁となった。

ボーダー 二つの世界

イラン系デンマーク人の新鋭アリ・アッバシ監督と、“スウェーデンのスティーヴン・キング”と称され『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者としても知られるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストが自身の原作を共同で脚本を手掛けた本作。税関職員のティーナは、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける特殊能力を持っていた。ある日、彼女は勤務中に奇妙な旅行者ヴォーレと出会う。ヴォーレを見て本能的に何かを感じたティーナは、後日、彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。次第にヴォーレに惹かれていくティーナ。しかし、彼にはティーナの出生にも関わる大きな秘密があった。

ボーダー 二つの世界

ジャンル映画の枠を超えて高い評価を受け、カンヌの第二コンペティションである「ある視点部門」に出品されると、ベニチオ・デル・トロら審査員を驚愕させグランプリを受賞。第54回スウェーデン・アカデミー賞では作品賞ほか最多6部門を受賞。本年度アカデミー賞スウェーデン代表作品にも選出され、メイクアップ&ヘアスタイリング賞でオスカーノミネートを果たした。

本作の原作「Gräns」も収録されているヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの短篇集「ボーダー 二つの世界」が、9月下旬(予定)に早川書房より邦訳刊行されることが決定した。本作以外に、『ぼくのエリ 200歳の少女』『モールス』の続編にあたる注目作「Let the old dreams die」(邦訳タイトル「古い夢を死なせてあげて(仮)」)を含む全11篇が収録される予定。

また、圧倒的な世界観でありながら強い印象を残す、本作の日本版ビジュアルも解禁に。濃緑の森の中、様々な動物達に囲まれ佇む制服姿のティーナとともに<わたしは心を嗅ぎ分ける>という彼女の力にフィーチャーしたキャッチコピーが載り、興味を掻き立てられるデザインとなっている。

映画『ボーダー 二つの世界』は10月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

(C)Meta_Spark&Kärnfilm_AB_2018

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