映画『屍人荘の殺人』ミステリー愛好会限定 謎解きイベントが9日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、神木隆之介、浜辺美波、中村倫也、謎解きクリエイターの松丸亮吾が登壇した。
今村昌弘の同名小説を実写映画化した本作。ミステリー愛好会に所属し、強引な「探偵たち」に翻弄される大学生・葉村譲役に神木隆之介、主人公たちを前代未聞の謎へと誘う女子大生探偵役・剣崎比留子役に浜辺美波、主人公たちが通う神紅大学の中で“神紅のホームズ”の異名をとり、神木演じる葉村を振り回すミステリー愛好会の会長・明智恭介を中村倫也が演じる。監督を、「99.9 -刑事専門弁護士-」「警部補 矢部謙三」両シリーズを手掛けた木村ひさしが務める。
トークは、中村倫也のアドリブや撮影現場での“謎の問い”について進む。『3月のライオン』に続き中村と共演した神木は「倫くんは毎回アドリブが…僕の役を笑わせるのに必死で、『3月のライオン』の時は本番に毎回違うアドリブだったんです。笑いをこらえながらやってました。発想力が自由だなって」と明かす。
続けて、「日常生活もミステリアスで、突発的に僕らが予想していないことを…独創的で…サルの話ししてあげて」と神木が浜辺に振る。浜辺は「撮影が始まってすぐ、3人でバスに乗って山に行ったんです。山を見て中村さんがボーッとしていたんです。自然のこととか、すごい考えてらっしゃると思っていたんですが、ふと話しかけてくださって『サルっていると思う?』って」と、中村の“謎の問い”について暴露。神木も「これ…どういうことなんでしょうか?」と中村に言い寄る。
中村は「…思いません?」と神妙な面持ちで答え、「例えば、美味しい料理を食べたら何が入っているんだろう?どういう風に出汁をとっているんだろう?と。山を見たら、これは『サルがいるのかな?』となりますよね?」とハニカミ。神木は「なりますかね?サルかぁ…」と首をかしげる。観客にも「山を見たら何を思い浮かべます?」と問いかけてみると、サルという回答は得られず「サルって言えよっ」と茶目っ気たっぷりに中村。会場は笑いに包まれていた。
イベントでは、謎解きクリエイターとして活躍中の松丸亮吾より「松丸亮吾からの挑戦状!令和のホームズ決定戦!!」のお題が。浜辺は「はーい!(自信)ありまぁーす!!」と楽しそうな様子。バラエティ番組のようなノリをみせた浜辺の姿に、中村は「最近覚えたの?」と笑みをこぼしていた。
難問・超難問も含めた3つのクイズが出されるも、中村の「僕ら(浜辺・中村)2人は名探偵の役どころですが、実生活で一番謎を解いているのは彼(神木)ですから!」という発言通り、神木が2問クリアして優勝に。優勝した神木は、王冠・タスキ・マントを身につけ「プレッシャーはありましたが、最後の問題で挽回することができて良かったです!」と優勝コメント。その様子に中村が悔しい表情をのぞかせるなど、和気あいあいとした雰囲気のなかイベントは幕を閉じた。
映画『屍人荘の殺人』は12月13日(金)より全国東宝系にて公開
(C)2019「屍人荘の殺人」製作委員会