アフリカ系アメリカ人として史上初めて新米ドル紙幣に採用され、アメリカでは誰もが知る、実在の奴隷解放運動家、ハリエット・タブマンの激動の人生を描いた映画『ハリエット』が2020年3月より公開される。
タブマンを演じるのは、ミュージカル「カラー・パープル」の主人公セリー役でブロードウェイ・デビューを果たして2016年のトニー賞主演女優賞、グラミー賞、エミー賞ほか、数々の賞を総なめにしたシンシア・エリヴォ。映画出演たった3作目の『ハリエット』で初主演を務め、アカデミー賞の最重要前哨戦と言われる第77回ゴールデングローブ賞の主演女優賞と、自ら歌うテーマ曲「スタンド・アップ」が主題歌賞にダブルノミネートという快挙を果たした。監督は、『プレイヤー/死の祈り』(97)などで知られる女性監督、ケイシー・レモンズ。
解禁された特報では、脱走を決意して奴隷制が廃止されたペンシルバニア州へと旅立つなか、追っ手に見つかり、死を覚悟しながら自由を信じて川へと飛び込むハリエットの姿が映し出される。その後、ペンシルバニア州で出逢った協力者たちや、奴隷制を維持したい側との戦いの日々と、当時の過酷な現実が描かれている。
映画『ハリエット』は2020年3月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
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