工藤遥が映画初主演を務める『のぼる小寺さん』の30秒予告映像が解禁となった。
2014年より「good!アフタヌーン」(講談社)で連載された珈琲原作の漫画『のぼる小寺さん』を実写映画化した本作。クライミング部に所属するボルダリングに夢中な女子高生・小寺さんをきっかけに、“頑張ること”に一生懸命になれない若者たちが、自分の夢に向かって一歩踏み出そうとする瞬間を切り取った青春映画。
予告編映像は、好きなことに一直線の主人公・小寺(工藤遥)が「クライマー、まずは目指してみます」と語ると体育館のクライミングウォールや川沿いの岩でボルダリングに無我夢中に取り組むシーンから始まり、そんな小寺に密かに心惹かれる卓球部の近藤(伊藤健太郎)が「小寺さんみたいにまだ何がしたいか分からなくて・・・」と語るナレーションが続くと、「目の前の壁を登っているんだ。同じだね、私と」と近藤に真っすぐに微笑みかける小寺の姿が映し出されている。
常にボルダリングに一生懸命な小寺を中心に、ランニングに励む近藤や、「小寺さんを見てると、自分も登らなきゃって」と感情を吐露するクライミング部の仲間である四条(鈴木仁)、芝生の上で天を仰ぎながら泣いているようにも見えるクラスメイトのありか(小野花梨)、小寺と向き合いながら照れ臭そうに笑う同級生の倉田梨乃(吉川愛)など、小寺さんを中心に周りの部活仲間やクラスメイト達の心が徐々に変化していくような姿が垣間見える。
終盤では「好きなの?」とまぶしい笑顔で話しかける小寺と、それに戸惑いつつときめいてしまう近藤の、コミカルでありながらも2人の関係性が気になるようなやり取りも。ナレーションでも語られている「これは、何者でもなかった僕たちのかけがえのない青春」の言葉に相応しい、青春映画としての期待値がより一層高まる瑞々しい映像となっている。
映画『のぼる小寺さん』は6月5日(金)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
(C)2020「のぼる小寺さん」製作委員会 (C)珈琲/講談社