映画『私がモテてどうすんだ』公開記念生配信イベント「私モテフェス」が17日、都内・丸の内ピカデリーにて行われ、吉野北人、神尾楓珠、山口乃々華、富田望生、伊藤あさひ、奥野壮、平沼紀久監督が登壇した。
イベントは、新型コロナウイルス対策のため無観客の映画館からお届け。ヒロイン・花依の所属する史学部の部長で、温厚で優しいがド天然な一面もあるサブカル系先輩・六見遊馬を演じ、本作で映画初主演となった吉野北人。爽やかなルックスで学校の人気者。ヒロイン花依とは同じクラスのスポーツ系同級生の五十嵐祐輔を演じた神尾楓珠。妄想とBLとアニメをこよなく愛し、男子たちのカップリングに萌えまくるヒロインの芹沼花依を二人一役で演じ、激ヤセ後の花依を演じた山口乃々華。そして激ヤセ前の花依を演じた富田望生。表裏のない性格で、花依の好きなアニメキャラに似てるチャラい系同級生の七島希を演じた伊藤あさひ。先輩の花依に一目ぼれするちょっとドジっ子のツンデレ系後輩、四ノ宮隼人を演じる奥野壮。そしてメガホンをとった平沼紀久監督が登壇。登壇者ゲスト同士も距離を空けソーシャルでディスタンスを保って間にはプロテクションパネルも置いて、十分に感染拡大防止の配慮して行われた。
ステイホーム期間中は、公式SNSを通じて本日登壇したキャストと監督らによる「絵しりとりリレー」が催されるなどソーシャルでは繋がっていたが、顔を合わせるのは久しぶりの面々。壇上では生配信番組の開始前からキャスト同士で笑顔で会話を交わすなど、仲の良さを存分に見せつけていたが、配信が始まり、早速その仲良くなったきっかけについてMCから質問が及ぶと、撮影現場でもキャスト同士のコミュニケーションをとるにも「しりとりゲーム」からはじまったとのこと。その他にも「お絵かき伝言ゲーム」などでコミュニケーションをとって仲を深めていったとのことだが、一番の”画伯”を伺うと「(吉野)北人くん!」と即座に吉野の名前を挙げた伊藤は「なにかおかしい。何を書いているんだろうというような・・・」と理由を述べる。
また、撮影現場での様子について山口は「男子たちはよく腕相撲大会をしていたり、動物のモノマネをしていたり中学生のようだった」と男子メンバーの仲良しエピソードを披露すると、富田は「(神尾)楓珠くんと(伊藤)あさひくんはお泊りしていたよね」と暴露すると、すかさず吉野は「それってBL(ボーイズラブ)だよね」とぼそっと一言。すると神尾が「(奥野)壮くんもウチに来たことあるよね」と話し出すと奥野は「ないよ!」と全否定。しかし神尾が「一緒に寝たじゃん!」となかなかのパワーワードを発すると奥野も思い出し
たように「あー!(笑)」と認めると富田は「これは花依ちゃんウハウハですよ(笑)」と自信が演じたBL好きのキャラクターのように笑顔を見せる。
男子メンバーの仲良しエピソードが赤裸々になったが、本作は男子同士のBLシーンも多く、そんなキャラクターをどのように演じたか伺うと、吉野は「前回の作品でも壁ドンとかあったりで免疫がついていたので、今回はクオリティをもっと上げていこうと思って、壮くんとの壁ドンシーンもすごくキュンキュンするシーンになったんじゃないかと思います」と自信を覗かせると、奥野は「あぶなかったよね(笑)」と2人が急接近した壁ドンシーンをニヤリと振り返る。
そして神尾は「僕はあさひくんとやってるんで、ヤバいシーンが(笑)」と妄想を掻き立てると伊藤は「あのシーンが来たら映画館でみんなで叫んでもいいです(笑)」と共に自信満々の笑みを浮かべる。伊藤は「僕は基本的に受け身のシーンが多かったのですが、綺麗な顔が迫ってくるなぁと思ってました」と答えると、神尾は「嬉しいな(笑)」と喜びを隠せない様子で「2人は特に一緒のシーンが多かったので、心でBLしてたからね」とキュンキュンワードを披露。
そんな男子メンバーたちについて山口は「(吉野)ほぉ〜んとしてる」「(神尾)いたずら好き」「(伊藤)みんなにいじられても優しい」「(奥野)弟的で(劇中の)後輩キャラそのまま」と評し「撮影の合間も距離感がすごく近いなぁと思っていた」と語ると、吉野は「自然とBLしてた?」と笑みを浮かべ、富田も「嬉しいですね」と撮影時を振り返った。
また、映画『HiGH&LOW THEWORST』でも共演し、本作で再会となった吉野、神尾、富田の3人だったが「ハイローの場合はキャストがすごく多かったのですが、今回は少なかったので距離が縮みやすかった」とコメントした。
ここで、「モテすぎてどうすんだ!ジェスチャーゲーム」と題して、恋愛シチュエーションを交えたゲームコーナーに。男子キャスト1人ずつが挑戦し、山口、富田が正解しなかった場合は罰ゲームといった緊張感漂うゲーム。
まずは奥野から「ジェットコースターから降りた後、立てなくなった彼女をお姫様だっこ」といったお題に挑戦したがあえなく撃沈。続く伊藤は「スカイダイビングで空から登場、100本の花束を出してプロポーズ」というお題に挑戦し、山口が「スカイダイビングをして降りてからのプロポーズ」と見事に正解したかに見えたが、「100本のバラが表現できてない!」と一度は正解となったものの、他のメンバーから厳しい指摘が入り不正解に。
神尾は「ムエタイの試合に勝利後、会場から彼女を見つけ出してキス」といったお題に挑戦したが、富田は前半のムエタイ部分をサッカーと答えてこちらも撃沈。最後のトリとなった吉野は人一倍気合を込めて「沈みかけている船の上で、指輪を差し出しながらプロポーズ」といったお題に挑戦したが、結果不正解と全員が罰ゲームを執行することに。生配信を見てくれている視聴者に向かって「愛の告白」といった罰ゲーム。
「壮くんはこういうの得意だから」と吉野にハードルを挙げられた奥野だったが「俺、お前のこと好きやねんけど付き合ってくれへん」と関西弁で愛の告白を披露。伊藤は「寂しいんだったら、俺んとこ来いよ」。神尾は「あのさ、俺と一生一緒にいてくれへん?」と吹き出しながらエセ関西弁を披露。そして吉野は「お前が死ぬまで、愛し続けてやるから」と最高に甘い愛の告白を披露してジェスチャーゲームのコーナーを締めくくった。
続いて、この日は全国から選ばれた80名の一般参加者とネットを介して中継を繋ぎ、その中から事前に募集していた質問に答えるコーナーを実施。「自分が女の子だったらキャストの中の誰がタイプですか?」という質問に対し、吉野の「あさひです!優しいし付き合ったら尽くしてくれそう」との答えにすかさず伊藤が「尽くすよ」と反応すると「わぁ」と声にならないデレをみせる吉野。神尾は「北ちゃん(吉野)かなあ。顔がかっこいいんですよ。歌声を彼女目線で聴きたい」。伊藤は「楓珠くんで。一番仲良くしてくれる。趣味が合うのもいいかなあ」。奥野は「北ちゃん!一番誠実に付き合ってくれそう(笑)」と若干他男子メンバーをディスりながらそれぞれのタイプを回答。
続いて、隣の席の男の子に恋をしているという17歳の学生からの「男の子側が女の子にされると効くアピール方法はありますか?」という質問に対しては奥野から「一緒に帰ろう?とか思い切ってしてみたら相手は気になるんじゃないかな?」。伊藤「手紙とか、女性の可愛い字ととか好きなんで良いと思います」。神尾「悩みを話したら心をひらいてくれるじゃないかな。わからないところの勉強を聞いてみるとかでも」。吉野「自然体でさりげなくおはようとか挨拶から作り上げていくといいんじゃないですかね」とそれぞれ真剣なアドバイスを送った。
その後80名と一緒にこの日のために考案された「私モテポーズ」を披露するなど内容盛りだくさんで送り、平沼監督「僕の作品に共通する変化というテーマを入れています。この変化を、主演の吉野北人が優しい言葉でを語りかけています。みなさんが映画を見て勇気とか一歩すすめるような気持ちになってほしいなと思います。なので、ぜひ劇場で見てほしいなと思います」。吉野「少女漫画の実写化ということで、とてもキラキラした世界観でハッピーで前向きな気持ちになれる作品になっています。そして自分らしさをすごく考えさせられるような、色んなことが詰まった作品になっているので、たくさんの方に観ていただけたらと思います。ぜひ劇場の方に足を運んでいただけたらと思います。」と、最後に2人からのメッセージを送りイベントを終えた。
映画『私がモテてどうすんだ』は7月10日(金)より全国公開
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