本年度ゴールデン・グローブ賞で、堂々の3部門(脚本賞、助演女優賞、作曲賞)ノミネートを果たした『ヘイトフル・エイト』。既に2度のゴールデン・グローブ賞脚本賞を手にしているタランティーノ監督が、史上2人目となる3度目の栄冠を手にするのか?!さらに、先日21日(現地時間)には、タランティーノ監督がハリウッドの殿堂入りを果たしたことでも話題を呼んでいる。そしてこの度、タランティーノ監督が英紙へのインタビューで「自身最高傑作」と語っている本作の予告編が到着した!
本作は、『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ 繋がれざる者』などで映画愛に満ちたバイオレンス・アクションの世界を究め、アカデミー賞(R)、カンヌ国際映画祭パルム・ドールなど数々の栄冠を奪取してきたタランティーノ監督が完成させた初の密室ミステリー。
物語の舞台は山の上のロッジ。登場人物は吹雪でロッジに足止めを食らい、一夜をともにすることとなったワケありの7人の男と1人の女。そこで起こる密室殺人。一体誰が、何の目的で?吹雪が作り出す密室で、疑心暗鬼で張り詰めた緊張をほぐすため、またお互いを探り合うため、他愛のない会話をかわす面々。やがてそれぞれの素性がすこしずつ明らかになり、偶然集まったかに見えた彼らの過去が繋がり始めた。そこで再び、予想を超えた出来事がー。
予告編は、その映画の凄さがそのまま伝わってくる衝撃の映像になっている。ロッキー山脈の手つかずの雄大な自然が広がるコロラド州テルユライドに舞台となるロッジを建てたという本作。まさに雪が降る中撮影は行われたといい、ロサンゼルスのスタジオ内にはテルユライドの空気がそのまま再現されたという。その温度はなんとマイナス2度。これはタランティーノ監督の意向だといい、映像に映るキャストたちの白い息は本物だとか。そんなタランティーノ監督のこだわりが詰まった“密室ミステリー“に期待膨らむ映像に仕上がっている。
ヘイトフル(憎しみに満ちた)なクセ者8人を演じる役者でタランティーノ作品初参加となるのは、紅一点のジェニファー・ジェイソン・リーとデミアン・ビチルの2人のみ。他の6人はタランティーノ作品には欠かせない、タランティーノ組の常連スター達が勢ぞろい!常に強烈な印象を観客に与えるサミュエル・L・ジャクソンをはじめ、カート・ラッセル、ウォルトン・ゴギンス、ジェームス・パークス、ゾーイ・ベルが、それぞれに危険で、憎しみに満ちた役柄を演じる。
監督のゴールデン・グローブ賞3度目の栄冠と共に、既に発表されているナショナル・ボード・オブ・レビューで助演女優賞を受賞し、その怪演ぶりが話題になっているジェニファー・ジェイソン・リーの受賞にも注目が集まっている。
公開日:2016年2月27日(土)より全国公開
公式サイト: http://gaga.ne.jp/hateful8.
監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
音楽:エンニオ・モリコーネ
美術:種田陽平
出演:サミュエル・L・ジャクソン/カート・ラッセル/ジェニファー・ジェイソン・リー/ウォルトン・ゴギンス/デミアン・ビチル/ティム・ロス/マイケル・マドセン/ブルース・ダーン
配給:ギャガ
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