映画『ライチ☆光クラブ』が2月13日(土)より公開される。主演の野村周平をはじめ、古川雄輝、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音らら“大人になれなかった少年たち”が、成人の日(11日)に都内にて行われた記者会見に出席した。
古屋兎丸による、熱狂的人気を誇るロングセラーコミックを映画化した本作。黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地“光クラブ”を舞台に、大人のいない世界をつくろうとした9人の少年たちによる裏切りと愛憎の物語と、彼らが作り上げた機械“ライチ”と、少女カノンの純愛を描いたダークファンタジー。
主人公のタミヤを演じる野村は「原作をすごく参考にしました。タミヤが一番、光クラブの中で普通だと感じたので、僕自身は普通であることを意識しました」とにっこり。さらに「僕だけの力ではもちろん無くて、むしろ他のメンバーが個性的なキャラクターを熱演してくれたので、みんなのおかげでタミヤが完成できたような気がします」と共演者へ感謝を述べた。
「これまでは学生役など、少女漫画の作品が多くて」と吐露する古川。本作では、光クラブを独裁的に支配するゼラを演じており、「いつか悪役を演じてみたい気持ちは前々からありました。不安もありましたが、楽しく参加させていただき、毎日ゼラについて考えていました」と撮影を振り返った。
ゼラを崇拝してやまない、狂気を秘める謎めいた美少年・ジャイボ 役の間宮は「原作のもつ生々しさが映画でも表現できるよう努めました。心の中でいかにゼラを心から愛せるかを課題にしていました」とコメント。「俳優を始めて最初のラブシーンが古川君でよかった」と明かし、古川と互いに照れ笑いを浮かべる中、他メンバーからは「エロい!」といじられる一幕も。
最後に野村は「こんなに若い俳優たちばかりが出ている映画はそんなにないと思います。次の世代を見るような感じで映画を見ていただけたら」とアピールし、「カッコいい生き方をして、カッコいい顔つきになってほしいです。自分の生き方を見つめるいい機会だと思うので」と新成人へメッセージを送った。
映画『ライチ☆光クラブ』は2月13日(土)より新宿バルト9ほか全国公開
【CREDIT】
原作:古屋兎丸「ライチ☆光クラブ」(太田出版)
監督:内藤瑛亮 脚本:冨永圭祐、内藤瑛亮
出演:野村周平/古川雄輝/中条あやみ/間宮祥太朗/池田純矢/松田凌/戸塚純貴/柾木玲弥/藤原季節/岡山天音/杉田智和
配給・宣伝:日活 制作:マーブルフィルム
©2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会