映画『蜜のあわれ』大杉漣、二階堂ふみの“金魚”っぷりを絶賛「翻弄されっぱなしだった」

映画『蜜のあわれ』試写イベントが27日、都内・アキバシアターにて行われ、二階堂ふみ、大杉漣、石井岳龍監督ら豪華キャストが出席した。

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徳田秋聲、泉鏡花と並び、金沢三文豪の一人である室生犀星が、晩年に発表した同名小説を映画化した本作。室生犀星自身を想起させる老作家と、彼が愛でる少女の姿に変貌する金魚、老作家への愛を募らせ蘇った幽霊との三角関係を描く文芸ファンタジー。

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赤子のような真っ赤な衣装で登場した二階堂は「高校生のときに(原作を)読んでから、自分がやりたいってずっと思っていた」と話し、「すべて会話文で書かれていて、そのやりとりがすごくかわいいんです。直接的にワクワクさせてくれる作品だと思います」と原作に惚れ惚れな様子。

また、少女の姿に変貌する金魚という役柄だが「楽しかったです!人間じゃない役ということもあって、言葉で表現するより感覚的に身体からそのまま出していくように意識しました」と撮影を振り返った。

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一方、二階堂との共演に大杉は「ほんとに翻弄されっぱなしで。二階堂さん演じる赤子は金魚なんです。ほんとに金魚に見えるんですよ!」と二階堂を絶賛。石井監督も「とっても素敵で酔わされましたね。『もったいないからちょっと待ってくれ』って止めるくらい本番前から赤子になりきっていた」と称賛した。

 

映画『蜜のあわれ』は4月1日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー

【CREDIT】

原作:室生犀星「蜜のあわれ」  監督:石井岳龍

出演:二階堂ふみ/大杉漣/真木よう子/韓英恵/上田耕一/渋川清彦/高良健吾/永瀬正敏

公式サイト:http://mitsunoaware.com

©2015『蜜のあわれ』製作委員会

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