アンドロイドと人間の“生”を描いた『さようなら』がロッテルダム映画祭などで上映決定

世界初、本物のアンドロイドが出演している映画『さようなら』がロッテルダム映画祭他、ジュネーブ・ブラック・ムービー・フェスティバル(スイス)、ヨーテボリ映画祭(スウェーデン)などへの出品が決定。メガホンをとった深田晃司監督からコメントが到着した。

『さようなら』ポスタービジュアル

昨年10月に行われた東京国際映画祭のコンペティション部門で上映され話題となり、海外の映画祭のプログラマーからの出品要請が殺到した本作。放射能に侵された近未来の日本を舞台に、外国人難民・ターニャとアンドロイド・レオナの交流を描く。

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世界で初めて本物のアンドロイドが出演しているという他に真似できない内容から、アンドロイド“ジェミノイドF”はじめ、日本のロボット工学のレベルの高さに世界中から注目を集めている。

深田晃司監督(小)

深田監督は「スタッフ、俳優の技術の結晶たる映画『さようなら』が海を越えていくことを誇らしく思います」と喜びのコメントを寄せており、「いつも思うことですが、映画は完成してしまった瞬間、監督の手を離れていきます。親離れした子供が社会に揉まれて育っていくように、映画もまた観客に育てられます。ヨーロッパの国々での出会いが、このちょっとひねくれた子供をどんなオトナに仕立てるか、楽しみにしています」と締めくくった。

また、深田監督のロッテルダム映画祭、ブラック・ムービー・フェスティバルへの現地参加も決定。1月30日(土)より東京・アップリンクで再び上映される。

 

ロッテルダム国際映画祭 期間:1/27~2/7

ジュネーブ・ブラック・ムービー・フェスティバル 期間:1/22~31

ヨーテボリ映画祭 期間:1/29~2/8

【CREDIT】

脚本・監督:深田晃司(「歓待」「ほとりの朔子」)

原作:平田オリザ  アンドロイドアドバイザー:石黒浩

出演:ブライアリー・ロング/新井浩文/ジェミノイドF2/村上虹郎 他

配給・宣伝:ファントム・フィルム

公式HP:http://sayonara-movie.com/

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