“日本最初のポップアート”を創り上げたアーティスト・竹久夢二の本質にリアルに迫る映画『夢二~愛のとばしり』が、7月より公開することが決まった。NHK連続テレビ小説「カーネーション」やTBS「半沢直樹」で知られ、笑福亭鶴瓶の息子である駿河太郎が、主人公・竹久夢二を演じる本作。
1884年岡山生まれ、明治、大正、昭和の3時代を駆け抜けた夢二は、今でも全国各地で特別展が行われるなど、時代が経っても色褪せぬことなくファンを魅了し続けけている。また、沢田研二主演、鈴木清順監督作品『夢二』など、彼を題材にした映画はこれまでにも製作されている。
しかし、本作が描く「竹久夢二」は、人間あるいは男としての夢二が持つ本質を捉えて、ロマンあふれる当時の時代を再現していく内容。妻との憎愛や決別、最愛の女との逃避行や死、後後のミューズ・お葉との出会い、そして再起。夢二に翻弄されながらも寄り添った女たちの心情も深く掘り下げて描き上げていく。
夢二が最も愛した女・彦乃には『イン・ザ・ヒーロー』『カバディーン!~花吹雪高校篇~』の小宮有紗が体当たりの演技に挑戦。「美人画」のモデルとなった夢二の妻・たまきには『利休にたずねよ』『イン・ザ・ヒーロー』の黒谷友香、彦乃の父を『「アンフェア」シリーズで知られる加藤雅也が演じるなど、実力派俳優が脇を固める。
監督・脚本は、CMなどのプロモーション映像のディレクターとして「日本産業映画コンクール」企業部門・最優秀作品賞を受賞、TVや3D特殊映像まで幅広く手がける、注目の映像作家の宮野ケイジ。
映画『夢二~愛のとばしり』は、2016年7月より全国順次公開
【STORY】
時代はいくつも変われど、愛され続けている竹久夢二。そして、夢二の生きた「素敵な憧憬」として輝きを放ち続けている「大正時代」。「美人画」のモデルとなった妻・たまきとの憎愛と決別・・崩壊。最も愛した女・彦乃(しの)との逃避行・・そして死。最後のミューズ・お葉との出会い・・再起。本作は、人間「竹久夢二」を哀しくも愛のある姿を捉え、竹久夢二の本質を浮き彫りにする物語。
【CREDIT】
出演:駿河太郎/小宮有紗/加藤 雅也/黒谷友香 他
監督・脚本:宮野ケイジ
原作:野村桔梗『竹久夢二のすべて』(駒草出版)
プロデューサー:関 顕嗣
模写絵・美術協力:小野日佐子
配給:ベストブレーン
2015 / 日本 / 104分 / 5.1ch / シネスコ / カラー / デジタル
公式サイト:yumeji-ai.jp(近日オープン)
© 2015映画「夢二~愛のとばしり」製作委員会