『珍遊記』松山ケンイチ、続編に意欲も「カナちゃんにバトルスーツ着てもらって」と無茶振り

2016年2月27日

映画『珍遊記』初日舞台挨拶が27日、都内・新宿バルト9にて行われた。この日、主演の松山ケンイチをはじめ、倉科カナ、溝端淳平、田山涼成、温水洋一、ピエール瀧ら豪華キャストに加え、脚本を手掛けた松原秀、お笑いトリオ・鬼ヶ島のおおかわら、山口雄大監督も出席した。

1990年より週刊少年ジャンプにて連載され、シリーズ累計販売部数約400万部を記録した漫画家・漫☆画太郎による『珍遊記～太郎とゆかいな仲間たち～』を実写映画化。松山扮する天下の暴れん坊・山田太郎が、坊主・玄奘と天竺を目指す旅の珍道中を描く。

主演の松山は、奇想天外なキャラクターを演じて「原作とは見た目が全然違くて悩んだところもありますが、内面の部分を大事に演じました」と振り返り、役作りに「モデルにしたのが千原せいじさんとか、松岡修造さんの日めくりカレンダーの表情を参考にしてましたね」と笑いをとった。

また、松山扮する山田太郎と天竺を目指す坊主・玄奘を演じた倉科は、続編に「やりません！」ときっぱり。「撮影中はほんとに辛くて『2度とやるか』と思っていたんですが、時間が経つと『もう一度やりたい』って思ってたんです。でも松山さんが『バトルスーツ着てくれないとやらない』って」と明かすと、松山は「カナちゃんがバトルスーツ着ないならやらないです！あの（玄奘の）衣装だと動きが制約される。抜群のプロポーションを持ってるんだから、もうちょっとアクションよりの衣装ににしてほしい」と熱弁。ピエールも「もう玄奘を素っ裸でやってほしいね！絶対やってくれるよ」と乗っかり、笑いを誘った。

一方、最強の酔拳使い・中村泰造役の温水は「ジャッキー・チェンの『酔拳』とか観て参考にしたり、殺陣が上手い松山くんにリードしてもらいながら楽しくやらせていただきました」と撮影を振り返り、「僕だけとくに特殊メイクもなしにそのまま出てた」と明かすと、松山は「めちゃくちゃなスピードでビックリしましたよ！ほんとにこの映画の中で一番最強の生き物でしたよね」と温水のアクションを絶賛していた。