3月17日にマカオのヴェネチアン・シアターにて 「第10回アジア・フィルム・アワード（AFA）」 の受賞セレモニーが開催され、浅野忠信が『岸辺の旅』で最優秀助演男優賞を受賞、樹木希林が特別功労賞を受賞した。
ジャ・ジャンクー監督のミューズで『山河ノスタルジア』でも主演の女優チャオ・タオからトロフィーを渡された浅野は、英語で「このような素晴らしい賞を頂けて本当に嬉しい。この会場にいらっしゃる（アジア各国・地域の）素晴らしい映画人の皆さんと仕事をしたい！その準備はできています！」と熱烈にアピール。「でも撮影現場には日本食を必ず用意してくださいね」とジョークも交え、会場を沸かせた。
アジアの映画界において芸術、文化、商業的に 永年にわたり多大なる業績と顕著な実績を残す映画人を称える特別功労賞を受賞した樹木は、是枝裕和監督よりトロフィーを渡され、「今夜の授賞式を素晴らしいものにするために、沢山の人たちが駆けずり回り、心を砕いていました。私がいただいた功労賞はそっくりそのままその方たちに差し上げます。ですが、トロフィーは1個しかないので持って帰ります（笑）」と笑顔でスピーチした。
ホウ・シャオシェン監督の『黒衣の刺客』が最優秀作品賞他8部門を受賞した他、主演男優賞は現在公開中の『インサイダーズ／内部者たち』よりイ・ビョンホンが受賞。10回の節目を迎えるセレモニーにはアジア各国・地域から多くのスターが集まった。
