映画『モヒカン故郷に帰る』東京プレミア上映会が29日、都内・テアトル新宿にて行われ、松田龍平、柄本明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一監督ら豪華キャストが出席。花束プレゼンターとして、松田扮する永吉に憧れを抱く中学生・野呂を演じる小柴亮太がサプライズで駆けつけた。
本作は、結婚報告を機に7年ぶりに故郷・広島に帰省した、モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマンが、ガンが発覚した頑固親父の願いを叶えるべく奮闘する悲喜こもごも溢れるホームドラマ。
4月9日の全国公開を前に、舞台となった広島で3月26日より先行公開された本作。主人公の売れないバンドマン・永吉を演じる松田は「一つの家族がとてもコミカルに描かれている作品。笑って楽しめる映画になった」とあいさつ。柄本との親子役に「すごくやりづらかったんですが、それが父と息子の複雑な雰囲気を表現できたんじゃないかと思います。とにかく大先輩です!柄本さんとやれて幸せでした」と笑顔で語ると、柄本は「龍平くんとは親子の役をやるだろうな…なんてことは思ってもいなかった。龍平くんは独特のオーラを持っている方ですが、僕としては違和感なくやれました」とコメント。2人の芝居を笑って見ていたという沖田監督は「素敵だなと思ってニヤニヤしてました。永吉は言葉が少ないんですが、態度で示すキャラクター。松田さんが演じると感動的にもみえるしコミカルにもみえる。父親役の柄本さんとのやりとりもとても良かったです」と称賛した。
永吉の恋人・由佳役の前田は、もたいとの嫁姑関係に「まさこ様はとっても格好よくて、私たち若者をとってもウェルカムで迎えてくれた。その胸にパッと飛び込んだ感じでした」とにっこり。「いやいや」と謙遜するもたいは「前田さんがいてくれて楽しい現場でしたし、緊張感をほぐしてもらった。“あっちゃん”のおかげ!すごいかわいいお嫁さん」と前田を褒めちぎった。
また、永吉家の次男・浩二を演じる千葉は、兄役の松田との共演に「初めて共演させていただいたんですが、(共演を機に)“お兄ちゃん”って呼ばせてもらってます。最初は寡黙なイメージを抱いていたんですが、たまに僕のことを“ばーちー”って呼んでくれる」と松田との仲を明かした。一方の松田は「すごいイジりたくなる。ちょっかい出したくなる」と話すと、千葉は「もっとちょっかい出してください!」とアピールしていた。
映画 『モヒカン故郷に帰る』 は3月26日(土)より広島先行公開中、4月9日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー
【CREDIT】
監督・脚本:沖田修一『南極料理人』『横道世之介』
出演:松田龍平/柄本明/前田敦子/もたいまさこ/千葉雄大
配給:テアトル新宿
公式サイト:mohican-movie.jp
©2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会