映画『オオカミ少女と黒王子』ジャパンプレミアが27日、都内・東京国際フォーラムにて行われた。この日、主演の二階堂ふみ、山﨑賢人をはじめ、鈴木伸之、門脇麦、横浜流星、池田エライザ、玉城ティナ、吉沢亮、菜々緒、廣木隆一監督ら豪華キャストが出席した。
本作は、恋愛経験ゼロなのに彼氏とのラブ話を語る“オオカミ少女”篠原エリカと、見た目は王子で中身は超ドSの“黒王子”佐田恭也の恋愛模様を描く絶対服従ラブコメディ。
イベントスタートとともに大歓声が湧き上がる中、サプライズで客席から姿を現したキャスト陣に、会場のボルテージは一気に最高潮に。二階堂は「びっくりしましたか？」と笑顔を見せ、「すごく力の入った自信作です！制服を着たのも久しぶりで、でもそのおかげでエリカの気持ちの変化を表すことができた」とあいさつ。
劇中ではドSな黒王子になりきっていた山﨑は、普段の柔らかい雰囲気とのギャップを突っ込まれ「いや、そんなことないっす」とキリッとした目つきでアピールし、「恭也でいる時間はほんとに楽しんでやれましたね」とにっこり。そんな山﨑に『ドSっぷりを見せて欲しい』と司会者から声がかかり、「3回まわってお手からワンだな」と劇中のセリフを披露し、会場を沸かせていた。
また、本作のストーリーにちなみ、キャスト陣が『人生最大の嘘』エピソードを披露。鈴木は「小学校の頃野球やっていて、練習の帰りにおっきいカルガモがいたんです。珍しかったので捕まえて、自転車のカゴに入れて帰った。それをお母さんに『大変！カモがカゴん中入ってきた！』って嘘つきました」と笑いをとった。また、「嘘ばっかりついてきた」という門脇は「小学生の頃、目立ちたくて目立ちたくて、友達に『犬飼ってる』『ピアノある』って嘘ついたり、寂しくさせたくて『引越しをすることになった』とか嘘ついて寂しがってくれるのが嬉しかった」と明かした。
「幼稚園の頃に先生に可愛がられていた」と話す横浜は「可愛がられるたびに『やだ』『嫌い』とか言っていたんですが、実は好きでした。恥ずかしくて言えなかった」と可愛らしいエピソードを披露。「中学の頃お菓子が止まらなかった」という池田は「東京の事務所の寮に住んでいて、ある日副社長に『お菓子食べてるでしょ』って何回か注意されても『食べてない』って言い続けていた。でも『ベッドの下からお菓子の袋いっぱい出てきたわよ』ってバレちゃいました」と苦笑い。
玉城は「女の子あるある。モデルをやらせてもらっていて、ネットで体重とか載ってるんですが、1キロ2キロ太ってもバレないかなと思ってそのままにしてます」と告白し、笑いを誘っていた。吉沢も「いきなり友達から『いまから飯行こうよ』とか誘われて、スッゲー面倒くさい時ってあるじゃないですか。そういう時、全然家にいるんですけど『いま仕事中で』って嘘つきますね」と暴露し、「もともと『この日みんなで行こうよ』とか決まっていればいいんですよ。いきなり呼ばれても家出るのに時間がかかるから、もうちょっと早めに連絡してほしい」と胸中を明かした。また、「どうしても柿が食べたかった」と話す菜々緒は「シャキシャキの柿より、熟れてる柿が好きでスーパーで探してたんです。その時に『菜々緒さんですか？』って声かけられて、熟れた柿を2つ抱えてて恥ずかしかったので『違います』と嘘つきました。ごめんなさい！」と笑いをとった。
一方、二階堂は「『人見知りってかっこいい』と思っていた時期があったんです。それで『私、人見知りです』って言い続けていたら本当に人見知りになっちゃって。そういう嘘つかなければよかった」と苦笑いを浮かべた。山﨑は「キャストとスタッフ全員で集合写真を撮ることがあったんです。その日ちょうど吉沢さんが朝だけ居てホテルに帰ってたんです。でも集合写真撮るから呼ぶことになって、鈴木君と2人でプロディーサーのふりして電話しました」と語るも、観客にあまり伝わってない様子に「これ俺らだけ面白いやつじゃん」と困り顔。イタズラを仕掛けられた吉沢は「『ちょっと今1人で遠くにご飯食べに来てて。大丈夫ですかね？』って驚いてたら『嘘だよ』みたいな。これ確かに俺たちだけ面白いのかも」と3人で笑いあい、仲のいい様子をのぞかせた。
最後に山﨑は「嘘はついても、自分の気持ちに嘘はついちゃダメ」と観客へメッセージを贈ると「今ちょっとイイこと言った」と自画自賛し、お茶目な一面を見せていた。
映画『オオカミ少女と黒王子』は5月28日より全国ロードショー
【CREDIT】
原作：八田鮎子「オオカミ少女と黒王子」(集英社「別冊マーガレット」連載)
監督：廣木隆一
出演：二階堂ふみ、山﨑賢人／鈴木伸之、門脇麦、横浜流星、池田エライザ、玉城ティナ、吉沢亮／菜々緒
主題歌：back number「僕の名前を」（ユニバーサル シグマ）
配給：ワーナー・ブラザーズ映画 公式サイト：ookamishojo-movie.jp
(C)八田鮎子／集英社 （C）2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会
