『シマウマ』須賀健太、 親子役で共演経験のある加藤雅也から叱られタジタジ「こんな奴に育てた覚えはない!」

映画『シマウマ』完成披露上映会が9日、都内・ヒューマントラストシネマ渋谷にて行われた。この日、主演の竜星涼をはじめ、須賀健太、日南響子、高橋メアリージュン、福士誠治、加藤雅也、橋本一監督らが出席した。

シマウマ

2010年よりヤングキングにて連載され、累計発刊部数150万部を超える人気作品であり、“絶対に読んではいけない漫画”と称される本作。他者に受けた屈辱などをありとあらゆる方法を用いて昇華させる“回収屋”の世界をシリアスに描き、現代社会の暗部を強烈に切り取りながら身近に潜む闇を炙り出す。

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回収屋の世界へ足を踏み入れる主人公・ドラこと倉神竜夫を演じる竜星は「まず『絶対に読んではいけない』ってどんな漫画だよと思っていた。でもそういう作風のものを映画にすることはあまりない世の中なので、すごくいい挑戦だと思って『やりたいです!』って気持ちで臨みました」とオファーを受けた経緯を明かし、「また違った竜星涼を魅せられる、その喜びが強かったです。役者冥利に尽きますね」と自信をのぞかせた。

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猟奇的な快楽殺人者・アカを演じる須賀は、劇中同様奇抜なメイクをして登場し「このメイクをすると、撮影をしていた頃の気持ち、ある種特殊なテンションを思い出しますね。普段経験できないことばかりだったので、すごく楽しい撮影でした」と撮影を振り返った。

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また、ドラの宿敵・網川を演じる福士は「ほとんど喧嘩してたイメージ。アクションは若干竜星くんの体殴っちゃったりとかはあります。逆に殴られることもあったんですが、リアリティのあるアクションになっているので、どのシーンも印象的。フォーク刺さってるところを是非」と見どころをアピール。竜星も「僕がボコボコにされるシーンで『俺が殴るから、それを受けてよ』って段取りもあまりなくやってましたね」と福士とのアクションシーンを振り返った。

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舞台挨拶では、屈辱や恨みなどを昇華させる回収屋にちなみ「回収屋に回収されたいものは?」という質問が。中でも福士は「現場で須賀くんに貸したお金を回収したい」と暴露。すると須賀は「やめろ!借りてないですからね!記事になっちゃうから」とツッコミ、笑いをとった。また、過去に親子役で須賀と共演経験のある加藤は「本当に可愛かったんですよ。それが誠治に金借りて返さないとは。こんな奴に育てた覚えはない!」とイジると、須賀は「だからお金借りてないので(笑)ちゃんと立派に育っているつもりなので」と必死に訂正していた。

映画『シマウマ』は5月21日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

【CREDIT】
原作:小幡文生「シマウマ」(少年画報社刊)
監督:橋本一 脚本:髙橋泉
出演:竜星涼、須賀健太、日南響子、高橋メアリージュン、天乃舞衣子、脇知弘、松田賢二、福士誠治、加藤雅也
配給:ファントム・フィルム 公式サイト:http://shimauma-movie.com/

ⓒ2015東映ビデオ/イラストⓒ小幡文生/少年画報社

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