★『テッド』監督が贈る一風変わったウエスタン★
『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』 10月10日(金)公開
監督:セス・マクファーレン
出演:セス・マクファーレン/シャーリーズ・セロン/アマンダ・セイフライド/ジョヴァンニ・リビシ/リーアム・ニーソン 他
(C)Universal Pictures
全世界で興行収入550億円、日本でも40億円を超える大ヒットを記録した人気コメディ映画『テッド』のセス・マクファーレン監督最新作は、自ら主演も務める西部劇コメディ。危険でいっぱいの西部開拓時代の田舎町を舞台に、地味で冴えない羊飼いの不満と不安に満ちた生きざまが独自の斬新な視点で描かれる。西部で真っ先に打ち殺されるようなタイプの地味で冴えない、銃すら撃った経験のない羊飼いの青年が主人公の一風変わった西部劇を、シャーリーズ・セロン、アマンダ・セイフライド、ジョヴァンニ・リビシ、リーアム・ニーソンら豪華出演者とともに描く。
1882年、西部開拓時代のアリゾナ。そこはタフさ自慢の男と無法者が銃をぶっ放し、野生化した動物と低モラルな民衆が溢れる“生活するには最悪な土地”だった。そんな田舎町で暮らす地味な羊飼いのアルバート(セス・マクファーレン)は、文化度が低く危険な西部の町を心底嫌い、さえない日々を送っていた。銃すら撃った経験がない彼は、ガールフレンドのルイーズ(アマンダ・セイフライド)にも捨てられてしまう。そんなある日、超一流の射撃の腕を持つミステリアスな美女・アンナ(シャーリーズ・セロン)が町に現れ、アルバートはある事をきっかけに彼女と急接近。時を同じくして、西部最悪の大悪党・クリンチ(リーアム・ニーソン)が町に乗り込んできて、アンナに近付いたアルバートを殺そうとするのであった。
★のどかな景色とともに綴られる日本のぬくもり★
『ふしぎな岬の物語』 10月11日(土)公開
監督:成島 出
出演:吉永小百合/阿部 寛/竹内結子/笑福亭鶴瓶 他
(C)2014「ふしぎな岬の物語」製作委員会
女優の吉永小百合が初めて企画を立ち上げた主演作で、『孤高のメス』『八日目の蝉』監督の成島出とともに、高倉健主演で映画化もされた「あなたへ」などで知られる森沢明夫の小説「虹の岬の喫茶店」を映画化。阿部寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶ほか、笹野高史、吉幾三、小池栄子、井浦新など若手からベテランまで顔を揃える。原作のモチーフとなった喫茶店が実在する千葉県鋸南町・明鐘岬をはじめ、南房総市の和田漁港や館山市の館山ファミリーパークなど、千葉県各所でのロケーション撮影を敢行。房総半島ならではの穏やかな海や空が、作品世界をそっと包み込む。
美しい海を望む岬村の先端にある、のどかな喫茶店「岬カフェ」を経営する女店主、柏木悦子(吉永小百合)。彼女がいれる一杯のコーヒーは、里の住人たちに幸せをもたらしていた。のどかな日常が続いていた岬カフェだが、ある日、常連の漁師・徳さん(笹野高史)の娘・みどり(竹内結子)が、数年ぶりに帰郷してくる。反対を押し切って家を出た娘を受け入れられない徳さんに寄り添う悦子。そんな中、悦子に思いを寄せる30年来の常連タニさん(笑福亭鶴瓶)の転勤が決まり、さらに、徳さんを病魔が襲う。穏やかだった里の暮らしに、変化の風が吹き始める。
『ぶどうのなみだ』 10月11日(土)公開
監督・脚本:三島有紀子
出演:大泉洋/安藤裕子/染谷将太 他
(C) 2014『ぶどうのなみだ』製作委員会
『しあわせのパン』の監督三島有紀子と主演大泉洋が再び北海道を舞台にし再タッグ。ワインの産地として注目を浴びる北海道空知地方でオールロケを敢行し、大泉は理想のワインづくりに励む男性を演じる。歌手の安藤裕子がミュージシャンとしてデビュー後初の映画出演を飾り、大泉の弟役を染谷将太が務める。ほか、田口トモロヲ、前野朋哉、りりィ、きたろう、大杉漣、江波杏子などが出演。北海道の景色やその大地で生まれたワイン、色とりどりの料理が映画に華やかに彩る。
北海道・空知。父親が遺した小麦畑と葡萄(ぶどう)の樹のそばで、兄のアオ(大泉洋)はワインをつくり、ひとまわり年の離れた弟のロク(染谷将太)は小麦を育てている。かつて東京へ出たアオは夢破れて故郷に戻り、“黒いダイヤ”と呼ばれる葡萄ピノ・ノワールの醸造に励んでいるが、なかなか理想のワインはできない。そんなある日、キャンピングカーに乗ったひとりの旅人が、突然ふたりの目の前に現れた。エリカ(安藤裕子)と名乗る不思議な輝きを放つ彼女は、アオとロクの静かな生活に、新しい風を吹き込んでいく…。
★2014年はヤマト40周年★
『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』 10月11日(土)公開
監督:出渕裕
出演:小野大輔、桑島法子、鈴村健一、大塚芳忠、中村繪里子、菅生隆之 ほか
(C) 2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
1974年のTVシリーズ第一作をベースに「宇宙戦艦ヤマト」を新たなスタッフ&キャストで描いたTVシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2199」全26話を、新たに古代進の視点で振り返る特別編集版。2014年はTVシリーズ第一作から40年にあたり、12月には「ヤマト40周年」を記念して、「宇宙戦艦ヤマト2199」の完全新作劇場映画となる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が公開される。
〈旧作掘り起こしコーナー〉
新作コーナーでご紹介した作品の監督やキャストつながりで、旧作をご紹介します。
『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』より
→『テッド』(2012年)
監督セス・マクファーレンの長編映画デビュー作。
日本では2013年に公開され、中身は中年オヤジなモフモフした喋るくまのぬいぐるみ(マクファーレン自身が声を務めた)とともにR指定コメディにもかかわらず大ヒット。「テッド」の吹替を務めた有吉弘行は『荒野はつらいよ』に「『テッド』とは違うんだろう。下ネタやマニアックなギャグはないきんちょう感のある西部劇だと思った自分が恥ずかしい。下品な映画じゃねえかよ(笑)!!」(原文ママ)とコメントを寄せています。