『ふきげんな過去』二階堂ふみ、 小泉今日子との初共演に感激「生き様を現場で感じることができた」

映画『ふきげんな過去』完成披露上映会が31日、都内・テアトル新宿にて行われた。この日、W主演の小泉今日子、二階堂ふみをはじめ、高良健吾、板尾創路、前田司郎監督が出席した。

ふきげんな過去

本作は、小泉今日子と二階堂ふみが初共演で描く母娘の愛と孤独と成長の夏物語。退屈な毎日を送っていた女子高生・果子の前に、一度も会えずに死んだはずの伯母・未来子が突然現れる。自分が本当の母親だという未来子の出現によって、退屈していた日々が眩しく生き生きとした生活に変わっていくさまを描く。

ふきげんな過去

『毎日かあさん』(11)以来の主演映画に小泉は「台本を読ませていただいた時に『私にしかできない役かもしれない』と思った。監督もお芝居の人で、普通の映画監督の方とはまた違う発想を持つ方なので、新しい“小さな石”を一緒に投げられると思って参加しました。面白いと思いますよ!」と笑顔でコメント。二階堂との初共演に「若いのにしっかりと映画を支える力があって、この映画も最初から最後までずっとふみちゃんがリードしてくれた。とても頼もしく、甘えたいような気持ちです」と充実感をのぞかせた。

ふきげんな過去

二階堂は「いつか小泉さんと親子の役でご一緒できたらと思っていた。(初共演してみて)ドキドキしました。すごく優しくてかっこよくて、小泉さんの生き様を現場で感じることができたので、とてもいい時間でした」と共演を喜んでいた。

ふきげんな過去

謎の男を演じる高良も「小泉さんはどの作品にも説得力を持たせる方で、自分が芝居をやってて欲しいのが説得力。共演しながらすごくドキドキしてました!さっき『月9観てたよっ』って言ってくださって、めちゃめちゃ嬉しかったっす!」と小泉との共演を振り返った。また、「ふみちゃんとは共演がすごく多くて、ふみちゃんも説得力がある。さすがっす!」とはにかんでいた。

ふきげんな過去

イベントでは、本作にちなみキャスト陣が「夏の思い出」エピソードを披露。「盆踊りに浴衣でよく行った」という小泉は「散々楽しんだ後、下駄を脱いで板の間を踏むとぐにゃぐにゃに感じるんです!それが強烈ですごく楽しくて」とにっこり。二階堂は「中学校3年生の時に、夏休みの自由研究で友達と『納豆を1万回混ぜると蟹味噌に感じる』っていう都市伝説を研究しました」と話し、「1万回混ぜ切って『よし、試そう!』と思った時に気付いたのが、私も友達も蟹味噌食べたことがなくて(笑)」と可愛らしいエピソードを披露。

ふきげんな過去

一方、「高校1年生の時に的屋でアルバイトしてた」という高良は「バイト先の駄菓子屋のおばちゃんが原価を教えてくれて衝撃受けました(笑)これ値段言っちゃダメな気がする」と笑をとった。板尾は「小学校6年生の時に、家族で四国に海水浴に行ったんです。留守の間に泥棒が入って、その犯人が同級生の友達でした。結構仲良かったんですけどね、でも何もとるもんがなかったみたいで(笑)」と衝撃的な思い出を告白。さらに、「お金ないけどプールにどうしても入りたくて。遊園地を通っていかないといけないので、そこのフェンスを登るために、友達がジェットコースターのレールに触って、感電したんです(笑)人間大したもんで、全然大丈夫でした」と話し、会場は笑いの渦に包まれた。

ふきげんな過去

フォトセッションでは、映画の完成を祝って鏡開きが行われ、最後に小泉は「本当に楽しい映画で、あまり観たことがない映画だと思います。自信もあり、不安もありますが、いろんな方に広めていただけたら」と締めくくった。

映画『ふきげんな過去』は6月25日より全国公開

【CREDIT】
出演:小泉今日子、二階堂ふみ、高良健吾、板尾創路 ほか
監督・脚本:前田司郎
制作・配給:東京テアトル(創立70周年記念作品)

©2016「ふきげんな過去」製作委員会

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で