『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ.J.エイブラムス製作最新作『10 クローバーフィールド・レーン』が6月17日より全国公開される。この度、本作のトークイベントが14日、都内・東宝東和試写室にて行われ、作家・オカルト研究家としてTVや雑誌など様々なメディアで活躍する山口敏太郎が出席した。
未だ全貌が謎に包まれている本作は、シェルターの中に閉じ込められた女性・ミシェルと、「きみを救うためにここへ連れてきた」と話す見知らぬ男との共同生活を描く。
イベント当日であるこの日も、とある番組のロケで超常現象を追っていたという山口。拍手で迎えられると「毎日超常現象に関わる取材と現場に立ち会っているので、何でも聞いてください」と挨拶した。早速本作について「”何かよく分からない怖さ”というのが上手く表現されていますね」と絶賛し、「人によってはUMA(未確認動物)や、UFO(未確認飛行物体)、陰謀論といった様々なオカルトのジャンルに解釈する事が出来る作品だという印象です」と独自の見解を披露。
突然交通事故にあった主人公ミシェルが目を覚ますと、謎の男が所有するシェルターに監禁されていたというところから物語が始まる本作。そのシェルターの持ち主は「 襲撃されたから、外には絶対出るな」と忠告する。これまでにも様々なドラマや映画の中で、突然地球外生命体に襲われるパターンはよく描かれるが、「実際に地球が襲われる可能性はどれくらいあるのか?」という質問に山口は「物理的に何かわからないものが地球に飛来しています」と断言。「今年CIAが謎の物体が飛行していたと発表したり、ヒラリー・クリントンの大統領選の公約にUFO情報を解禁すると言っていたりと、アメリカ政府も発表し始めています。また、19世紀から飛んでいる『フー・ファイター』という物体の飛行証言や、自衛隊関係者や、航空関係者に聞くと謎の飛行物体を見たことがあると言っています」といった関係筋の証言も暴露。
また「地球人に扮する宇宙人を見分ける方法があるのか?」という質問に対しては「アメリカの都市伝説だと、タバコの吸い方を知らないといった、地球の文化に慣れ親しんでいない事で分かると言われています。身近な存在だと、歴史上の人物は未来人だという人がアメリカにいて、日本人だと坂本龍馬や織田信長は、それにあたると言う人もいます」とコメント。さらに、最近実際に起きた事件の数々にも「謎」が多く含まれていると指摘する山口。「時間の歪みといった現象が起きているのかもしれません。この映画でも、時間の歪みを感じさせるシーンはいくつもありましたね」と語り、「今までは分かりやすい宇宙人や怪物が登場する映画が多かったのですが、どういう危機に直面しているか、状況が理解できないというリアルな恐怖を内包している作品で、人間の内面の怖さを良く描いていると思います。本当に面白い映画です!」と太鼓判を押した。
映画『10 クローバーフィールド・レーン』は6月17日(金)より全国公開
【CREDIT】
製作:J.J.エイブラムス
監督:ダン・トラクテンバーグ
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョン・グッドマン、ジョン・ギャラガー Jr.
公式サイト:http://10cloverfieldlane.jp/
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