映画『存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48』初日舞台挨拶が8日、お台場・シネマメディアージュにて行われた。この日、AKB48の入山杏奈、大島涼花、岡田奈々、柏木由紀、加藤玲奈、小嶋陽菜、小嶋真子、島崎遥香、高橋朱里、谷口めぐ、向井地美音、武藤十夢、村山彩希、横山由依、渡辺麻友(50音順)、石原真監督が登壇した。
2014年12月の「第4回 AKB48 紅白歌合戦」会場で突如制作決定を発表し、本日5月5日にパシフィコ横浜で行われた43thシングル「君はメロディー」握手会会場で特報映像がサプライズ上映され話題となった本作。石原真が監督を務め、AKB48に寄り添ってきたこの10年間を至近距離から収めてきた貴重な映像の数々と、新たに撮影しているインタビュー映像でつづるシリーズ最新作。
ドキュメンタリー映画第5作目の封切りに、渡辺は「今までとは違った新しい感じになってます。たくさんメンバーが卒業していった中で、たかみなさんも卒業されて。新たなAKBを勢いづける映画になっていて、これから先どうなっていくのか、10年続くのかというテーマ描かれています。メンバーの新しい想いや発見もあって、私も楽しく観ることができました」とコメント。横山は「前回の作品から2年空いていて、それから卒業したメンバーがたくさんいます。今回は新しく入ったメンバーのインタビューがあって、それぞれの想いを知って『これから先10年頑張っていきたいな』という気持ちになった。皆さんも『追いかけたいな』と思ってもらえたら嬉しいです」と真摯に語った。
印象に残ったシーンを聞かれた高橋は「卒業があって、いろんな48グループの終わりと、NGT48の始まり。それがギュってなってるのがすごい印象的でした」と答え、「気になったのは、横山さんのソロインタビュー。ジャケットを肩に羽織ってたんですが、小嶋さんが前にアドバイスしていたのを今もずっとやってるんです」と暴露。小嶋陽菜は「握手会とかでも毎回肩に羽織ってて」と明かすと、横山は「小嶋さんが『とりあえす肩に羽織ってたらオシャレだから』って言ってくれたから(笑)握手会の時、小嶋さんのとこ通る時だけ袖通してるんです」と照れくさそうに話した。
入山は「やっぱ120人もいると、ほんとに映るシーンとか少なくて。私一瞬しか映ってないので、その一瞬を見逃がさないで」とアピールしていた。一方、「先輩として後輩につないでいってほしいことは?」と聞かれた柏木は「映画では厳しいことも言ってますが、みんな仲がいいなっていうのを一緒にいて思う。女の子が何百人いるグループで、プライベートでも仲が良くて、そういうグループになったのは、語弊があるかもしれませんが奇跡だなと思います。仲良く切磋琢磨していくメンバーになってほしいな」とメッセージを贈った。
渡辺も「3期生は『末っ子チーム、ダメダメチーム』とか散々言われてた時代があったんですが、気づけば先輩方もほとんどいなくなってしまって。今はたくさんの後輩たちがいて、『先輩になったな』と実感しています」とコメント。島崎は「私の場合は、OGの先輩方が卒業後も親身になって相談に乗ってくださる。もともと同じグループにいた仲間として、すごく適切なアドバイスをいただけたり、思ってることも一緒で、私もそういう優しい先輩になりたいです」と気を引き締めた。
つんく♂やももいろクローバーZのマネージャーなどのインタビューも含まれている本作。武藤は「外側から見たAKBをなかなか聞くことができなかったですし、ライバルグループのプロデューサーさんもインタビューに答えてくれた。すごい貴重なことだし、こうして聞けてよかったなと思います」と明かした。
加入前からAKB48の大ファンだったという向井地は「最初はずっと見てきた憧れの先輩たちと一緒に歌って踊る、夢みたいで不思議な感覚でした。『ステージからの景色ってこんな感じなんだ』『ケータリングも食べるんだ』とか、いちいち感動してました。今はやっぱり自分も一メンバーとして、ファンの時の気持ちも忘れずに、責任を持ってAKBグループを盛り上げたいという気持ちで頑張っています」と笑顔を見せ、「研究生として入った当初から小嶋さんのこと“憧れの先輩”って言ってたんですが、今年になってやっと伝わった」と吐露。小嶋陽菜は「握手会に来てくれてたのもずっと知らなくて、こんな可愛い子が握手会に来てAKBに入ってくれる、本当にすごいことだと思う。その時変な対応しなくてよかった」と嬉しそうに語っていた。
最後に横山は「私たち一人一人、AKB48として『存在する理由』をこれから考えていきます。この映画を観て、さらに深いところまで好きになっていただけたら」とアピールし、イベントを締めくくった。
映画『存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48』は全国公開中
【CREDIT】
企画:秋元康 監督:石原真 出演:AKB48
配給:東宝映像事業部 公式サイトURL:www.2016-akb48.jp
©2016「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会