オスカー俳優のロバート・レッドフォードが主演・製作を務める、実話をもとに描くハートフルムービー『ロング・トレイル!』が7月30日より全国公開される。この度、新たな場面写真とレッドフォードよりコメントが到着した。
ベストセラー作家ビル・ブライソンの実話をまとめた著書「A Walk in the Woods」を映画化した本作は、見た目も性格も正反対のシニア2人組が米アパラチアン・トレイルを歩く旅を通して、自然の美しさや人生の素晴らしさを再発見していくハートフルムービー。レッドフォードが主演・製作を務め、個性派俳優のニック・ノルティとタッグを組み、3,500kmの珍道中を繰り広げる。 またアカデミー賞女優エマ・トンプソンがレッドフォードの妻を演じ、『だれもがクジラを愛してる。』で知られる名匠ケン・クワピスが監督を務める。
役者としてはもちろん、1980年『普通の人々』で監督を務め、アカデミー賞監督賞に輝いた経歴を持つレッドフォード。本作の原作、ビル・ブライソンの紀行文「A walk in the woods」に惚れ込み、13年もの歳月をかけて実現したといい、「一冊の本でこんなに何度も声を出して笑ったのは初めてだと思う。私はしゃれたユーモアが好きで、この本には至る所にそれがちりばめられていた。皮肉ギリギリの『ちゃかしたユーモア』。色々な本や映画と巡り合ってきたけれど、本当のユーモアは真実からしか生まれない。それを誰かと分かち合いたい気持ちに突き動かされて、どうにか映画にできないかと思ったんだ」と、制作に至った経緯を明かした。
さらに、自身が演じる主人公・ビルについて、レッドフォードは「ビルはなぜ自分がアパラチアン・トレイルに惹かれたか分かっていない。どうしてその衝動に駆られたのかが説明できないんだ。だけど人生でそう思う時期にさしかかっていた。人生のある瞬間に訪れる衝動だね。中年の危機、と言えるかもしれないが、いや、この 場合だと老年の危機かもしれない。説明できないような危機なんだ。今までのやってきたことや、仕事面での生活がもう意味をなさなくなってきた。どうしたらいいかが分からないから、一人でどこかへ行きたいと思うようになる。そして何かに挑戦したいと思う。 何か極端なことに。 たとえそれが家族に受け入れられなくても、理解されなかったとしても、自分がチャレンジしないことには今後の人生を生きていけないと思い始めるんだ。 そして彼は無謀とも言える旅に出た。3,500kmを歩く旅にね」と語っている。
映画 『ロング・トレイル!』 は7月30日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
【CREDIT】
監督:ケン・クワピス
出演:ロバート・レッドフォード、ニック・ノルティ、エマ・トンプソン
原作:「A Walk in the Woods」ビル・ブライソン著
配給:ツイン 公式サイト:http://www.long-trail.com/
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